次の方法で共有


Get-TransportServer

このコマンドレットは、オンプレミスの Exchange でのみ使用可能です。

Get-TransportServer コマンドレットを使用して、ハブ トランスポート サーバーロールまたはエッジ トランスポート サーバーロールに関連付けられている設定を表示します。

: Exchange 2013 以降では、代わりに Get-TransportService コマンドレットを使用します。 Get-TransportServer を使用するスクリプトがある場合は、Get-TransportService を使用するようにスクリプトを更新します。

以下の構文セクションのパラメーター セットの詳細については、「Exchangeのコマンドレット構文」を参照してください。

構文

Get-TransportServer
   [[-Identity] <TransportServerIdParameter>]
   [-DomainController <Fqdn>]
   [<CommonParameters>]

説明

このコマンドレットを実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。 このトピックにはこのコマンドレットのすべてのパラメーターが一覧表示されていますが、自分に割り当てられているアクセス許可に含まれていない一部のパラメーターにはアクセスできません。 コマンドレットを組織内で実行するために必要になるアクセス許可とパラメーターを調べるには、「 Find the permissions required to run any Exchange cmdlet」を参照してください。

例 1

Get-TransportServer

この例では、実行先のサーバーの役割によって結果が異なることを示します。 エッジ トランスポート サーバーでこのコマンドを実行する場合、ローカル サーバーに関する構成の概要が表示されます。 それ以外の場合は、組織内にあるすべてのメールボックス サーバーの一覧が表示されます。

例 2

Get-TransportServer Mailbox01 | Format-List

この例では、Mailbox01 というメールボックス サーバーのトラスポート サービスの詳細なトランスポート構成情報を取得しています。

パラメーター

-DomainController

DomainController パラメーターは、このコマンドレットで Active Directory からのデータの読み取りまたは Active Directory へのデータの書き込みに使用されるドメイン コントローラーを指定します。 ドメイン コントローラーは、完全修飾ドメイン名 (FQDN) で識別します。 たとえば、dc01.contoso.com です。

DomainController パラメーターは、エッジ トランスポート サーバーではサポートされません。 エッジ トランスポート サーバーは、Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス (AD LDS) のローカル インスタンスを使用してデータの読み書きを行います。

Type:Fqdn
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019

-Identity

Identity パラメーターは、表示するトランスポート サーバーを指定します。 サーバーを一意に識別する任意の値を使用できます。 次に例を示します。

  • 名前
  • GUID
  • 識別名 (DN)
  • ExchangeLegacyDN
Type:TransportServerIdParameter
Position:1
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:True
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019

入力

Input types

このコマンドレットに使用できる入力の種類を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 コマンドレットで入力の種類のフィールドが空白の場合、そのコマンドレットには入力データを指定できません。

出力

Output types

このコマンドレットに使用できる戻り値の型 (出力の種類) を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 出力の種類のフィールドが空白の場合、コマンドレットはデータを返しません。