Upgrade-SPEnterpriseSearchServiceApplication
Search Service アプリケーションをアップグレードします。
構文
Upgrade-SPEnterpriseSearchServiceApplication
[-Identity] <SearchServiceApplicationPipeBind>
[-AssignmentCollection <SPAssignmentCollection>]
[-Confirm]
[-WhatIf]
[<CommonParameters>]
説明
このコマンドレットでは、Search Service アプリケーションのアップグレード プロセスを開始します。 このコマンドレットにより、Search Service アプリケーションに関連付けられているアップグレード アクションが実行されます。 このコマンドレットの複数のインスタンスを起動することで、複数の Search Service アプリケーションを同時にアップグレードすることもできます。 SharePoint 製品構成ウィザードを既に実行している場合は、このコマンドレットを実行する必要はありません。
アップグレード プロセスを正常に実行するには、ファーム内のすべてのコンピューターに同じバージョンのバイナリをインストールしている必要があります。
Windows PowerShell for SharePoint 製品のアクセス許可と最新情報については、「SharePoint Server コマンドレット」のオンライン ドキュメントをご覧ください。
例
---------------- 例 1 -----------------
Get-SPEnterpriseSearchServiceApplication | Upgrade-SPEnterpriseSearchServiceApplication
この例では、Search Service アプリケーションをアップグレードします。
---------------- 例 2 -----------------
Upgrade-SPEnterpriseSearchServiceApplication -Identity 846ceb0b-31d6-4c79-82c1-3a9deafe0b45
この例では、Search Service アプリケーションをアップグレードします。
---------------- 例 3 -----------------
Upgrade-SPEnterpriseSearchServiceApplication "DefaultSearchApplication"
この例では、Search Service アプリケーションをアップグレードします。
パラメーター
-AssignmentCollection
適切な破棄を行うためにオブジェクトを管理します。 SPWeb や SPSite などのオブジェクトの使用によって大量のメモリが使用される場合があるので、Windows PowerShell スクリプトでこれらのオブジェクトを使用するには適切なメモリ管理が必要です。 メモリの解放が必要になった場合は、SPAssignment オブジェクトを使用して、変数へのオブジェクトの割り当てとオブジェクトの破棄を行うことができます。 割り当てコレクションまたは Global パラメーターが使用されていない場合、SPWeb、SPSite、または SPSiteAdministration オブジェクトが使用されていると、オブジェクトは自動的に破棄されます。
Global パラメーターが使用されている場合は、オブジェクトはすべてグローバル ストアに格納されます。
Stop-SPAssignment
コマンドを使用してオブジェクトの使用または破棄を直接行わないと、メモリ不足のシナリオになる場合があります。
Type: | SPAssignmentCollection |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | True |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | SharePoint Server 2010, SharePoint Server 2013, SharePoint Server 2016, SharePoint Server 2019 |
-Confirm
コマンドを実行する前に確認メッセージを表示します。
詳細については、次のコマンドを入力します。get-help about_commonparameters
Type: | SwitchParameter |
Aliases: | cf |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | SharePoint Server 2010, SharePoint Server 2013, SharePoint Server 2016, SharePoint Server 2019 |
-Identity
アップグレードする Search Service アプリケーションを指定します。
この型は、12345678-90ab-cdef-1234-567890bcdefgh という形式の有効な GUID であるか、検索アプリケーションの有効な名前 (SearchApp1 など) であるか、有効な SearchServiceApplication オブジェクトのインスタンスであることが必要です。
Type: | SearchServiceApplicationPipeBind |
Position: | 1 |
Default value: | None |
Required: | True |
Accept pipeline input: | True |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | SharePoint Server 2010, SharePoint Server 2013, SharePoint Server 2016, SharePoint Server 2019 |
-WhatIf
コマンドを実行する代わりに、コマンドの実行結果を説明するメッセージを表示します。
詳細については、次のコマンドを入力します。get-help about_commonparameters
Type: | SwitchParameter |
Aliases: | wi |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | SharePoint Server 2010, SharePoint Server 2013, SharePoint Server 2016, SharePoint Server 2019 |