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ItemOperations.AddNewItem メソッド

新しい項目を現在のプロジェクトに追加します。

名前空間:  EnvDTE
アセンブリ:  EnvDTE (EnvDTE.dll 内)

構文

'宣言
Function AddNewItem ( _
    Item As String, _
    Name As String _
) As ProjectItem
ProjectItem AddNewItem(
    string Item,
    string Name
)
ProjectItem^ AddNewItem(
    [InAttribute] String^ Item, 
    [InAttribute] String^ Name
)
abstract AddNewItem : 
        Item:string * 
        Name:string -> ProjectItem
function AddNewItem(
    Item : String, 
    Name : String
) : ProjectItem

パラメーター

  • Item
    型 : String

    省略可能。 UI リソース文字列 (後の「解説」で定義) に基づくアイテム、または場合によっては [新しいファイル] ダイアログ ボックスの内容に "category\templatename" の形式で表示されるアイテムへの仮想パスです。 Category はダイアログ ボックスの左側のペインから得られ、templatename は右側のペインから得られます。 たとえば、Visual Basic プロジェクトに新しい HTML ファイルを追加するには、"General\HTML Page" を使用します。詳細については、次の「解説」を参照してください。

  • Name
    型 : String

    省略可能。 プロジェクトにアイテムを追加するときに使う表示名。

戻り値

型 : EnvDTE.ProjectItem
ProjectItem オブジェクト。

解説

AddNewItem は、[新しいファイル] ダイアログ ボックスをモデル化します。 このダイアログ ボックスの内容は、プロジェクトの種類によって異なります。 Item パラメーターに格納する値を確認する方法は、[新しいファイル] ダイアログ ボックスの値を調べる方法と、該当する UI リソース ファイルの値を調べる方法の 2 つがあります。

1 つ目の方法を使用してプロジェクトにアイテムを追加する場合は、[新しいファイル] ダイアログ ボックスで、プロジェクトで使用できるアイテムを確認します。 [新しいファイル] ダイアログ ボックスには、[カテゴリ][テンプレート] の 2 つのペインがあります。 AddNewItem メソッドの Item パラメーターは、

"category\templatename" 形式です。 通常、Category はダイアログ ボックスの左ペイン ([カテゴリ]) から得られ、templatename は右ペイン ([テンプレート]) から得られます。 たとえば、Visual Basic プロジェクトに新しい HTML ファイルを追加するには、"General\HTML Page" を使用します。ただし、言語の違いにより、これに対する正確な値が必ずしも [新しいファイル] ダイアログ ボックスに反映されるとは限りません。

より一貫した確実な方法で Item パラメーターの正確な値を取得するには、必要な文字列を各プログラミング言語の UI リソース ファイルで確認します。 これにより、この値と [新しいファイル] ダイアログ ボックスおよび [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスに表示されるアイテム名を使用して、アイテムを追加できます。 たとえば、新しい Visual Basic クラス ファイルをプロジェクトに追加するには、AddNewItem("Visual Basic Items\Class", "test.vb") を使用します。 新しい Visual C# クラス ファイルをプロジェクトに追加するには、AddNewItem("Visual C# Project Items\Class", test.cs"); を使用します。

文字列 "Visual Basic 項目" (およびその他の言語アイテム) を見つけるには、次のようにします。

  • Visual Basic ファイルの場合は、レジストリ キー HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\VisualStudio\8.0\Projects\{F184B08F-C81C-45f6-A57F-5ABD9991F28F}\AdditemTemplates\TemplateDirs\{164B10B9-B200-11D0-8C61-00A0C91E29D5}\ /1 を開きます。 既定値は #3082 です。

  • Visual Studio で、リソース エディターを使用して msvbprjui.dll ファイルを開きます。 これを行うには、[ファイル] メニューの [開く] をクリックし、[ファイル...] をクリックしてから、ファイルを開きます。 [String Table] ノードを開き、リソース ID 3082 を確認すると、"Visual Basic Items" に設定されています。これは、AddNewItem 呼び出しで入力した文字列です。 同じ手順が Visual C#、Visual C++、および Visual C# の各プロジェクト システムに適用されますが、使用するファイル名およびリソース ID は異なります。

リソース ID および UI リソース ファイルの場所を次の表に示します。

プログラミング言語

UI ファイル名

クラスのリソース ID

Visual Basic

…\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VB\Bin\1033\msvbprojUI.dll

3082

Visual C#

…\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VC#\VCSPackages\1033\csprjui.dll

2346

Visual C++

…\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VC\vcpackages\1033\VCProjectUI.dll

10007

Sub AddNewItemExample()
   Dim ItemOp As ItemOperations
   ItemOp = DTE.ItemOperations
   ItemOp.AddNewItem("General\Text File", "A new text file")
End Sub

.NET Framework セキュリティ

  • 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバーは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「部分信頼コードからのライブラリの使用」を参照してください。

参照

関連項目

ItemOperations インターフェイス

EnvDTE 名前空間