LIB の概要
LIB は、プログラムをビルドするときに LINK で使用できる標準ライブラリ、インポート ライブラリ、およびエクスポート ファイルを作成します。 LIB はコマンド ラインから実行します。
LIB は、次のモードで使用できます。
これらのモードは相互に排他的です。LIB は、一度に 1 つのモードでしか使用できません。
LIB オプション
次の表に、lib.exe のオプションとその参照先へのリンクを示します。
/DEF
インポート ライブラリとエクスポート ファイルを作成します。詳細については、「インポート ライブラリとエクスポート ファイルのビルド」を参照してください。
/ERRORREPORT
lib.exe の内部エラー情報を Microsoft に送信します。詳細については、「LIB の実行」を参照してください。
/EXPORT
プログラムから関数をエクスポートします。詳細については、「インポート ライブラリとエクスポート ファイルのビルド」を参照してください。
/EXTRACT
既存のライブラリのメンバーからオブジェクト (.obj) ファイルを作成します。詳細については、「ライブラリ メンバーの抽出」を参照してください。
/INCLUDE
シンボル テーブルにシンボルを追加します。詳細については、「インポート ライブラリとエクスポート ファイルのビルド」を参照してください。
/LIBPATH
環境で指定されるライブラリのパスを一時的に変更します。詳細については、「ライブラリの管理」を参照してください。
/LIST
出力ライブラリに関する情報を標準出力に表示します。詳細については、「ライブラリの管理」を参照してください。
/LTCG
リンク時コード生成を使用してライブラリがビルドされます。詳細については、「LIB の実行」を参照してください。
/MACHINE
プログラムのターゲット プラットフォームを指定します。詳細については、「LIB の実行」を参照してください。
/NAME
インポート ライブラリをビルドするときに、そのインポート ライブラリの対象となる DLL の名前を指定します。詳細については、「ライブラリの管理」を参照してください。
/NODEFAULTLIB
外部参照を解決するときに、検索するライブラリ リストから既定のライブラリを除外します。詳細については、「ライブラリの管理」を参照してください。
/NOLOGO
LIB の著作権情報とバージョン情報が表示されなくなり、コマンド ファイルもエコーされません。詳細については、「LIB の実行」を参照してください。
/OUT
既定の出力ファイル名を変更します。詳細については、「ライブラリの管理」を参照してください。
/REMOVE
オブジェクトを出力ライブラリから削除します。詳細については、「ライブラリの管理」を参照してください。
/SUBSYSTEM
オペレーティング システムに対して、出力ライブラリにリンクして作成されたプログラムの実行方法を指示します。詳細については、「ライブラリの管理」を参照してください。
/VERBOSE
追加されている .obj ファイルの名前など、セッションの進行状況を詳しく表示します。詳細については、「LIB の実行」を参照してください。
/WX
警告をエラーとして扱います。詳細については、「LIB の実行」を参照してください。