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_spawnve、_wspawnve

新しいプロセスを作成して実行します。

重要

この API は、Windows ランタイムで実行するアプリケーションでは使用できません。詳細については、「/ZW でサポートされない CRT 関数」を参照してください。

intptr_t _spawnve(
   int mode,
   const char *cmdname,
   const char *const *argv,
   const char *const *envp 
);
intptr_t _wspawnve(
   int mode,
   const wchar_t *cmdname,
   const wchar_t *const *argv,
   const wchar_t *const *envp 
);

パラメーター

  • mode
    呼び出しプロセスの実行モード。

  • cmdname
    実行されるファイルのパス。

  • argv
    引数へのポインターの配列。 argv[0] 引数は、通常、リアル モードのパスまたは保護モードのプログラム名へのポインターです。argv[1] 引数~ argv[n] 引数は、新しい引数リストを形成する文字列へのポインターです。 引数リストの末尾を示すために、argv[n+1] 引数は NULL ポインターである必要があります。

  • envp
    環境設定へのポインターの配列。

戻り値

同期 _spawnve または _wspawnve (mode 向けに指定された _P_WAIT) からの戻り値が新しいプロセスの終了ステータスです。 非同期 _spawnve または _wspawnve(mode 向けに指定された _P_NOWAIT または _P_NOWAITO) からの戻り値がプロセス ハンドルです。 プロセスが正常に終了した場合、終了ステータスは 0 です。 起動されたプロセスで、0 以外の引数を指定して exit ルーチンを明示的に呼び出すと、終了ステータスを 0 以外の値に設定できます。 新しいプロセスが明示的に終了ステータスを正の値に設定しなかった場合、正の値の終了ステータスは中止または割り込みによる異常終了を示します。 戻り値 –1 はエラーを示します (新しいプロセスは開始されません)。 この場合、errno は次のいずれかの値に設定されます。

  • E2BIG
    引数リストが 1024 バイトを超えています。

  • EINVAL
    mode 引数が無効です。

  • ENOENT
    ファイルまたはパスが見つかりません。

  • ENOEXEC
    指定されたファイルが実行可能ファイルでないか、無効な実行可能ファイル形式です。

  • ENOMEM
    新しいプロセスを実行するのに十分なメモリがありません。

リターン コードの詳細については、「_doserrno、errno、_sys_errlist、および _sys_nerr」を参照してください。

解説

これらの関数は、新しいプロセスを作成して実行し、コマンド ライン引数へポインターの配列を、および環境の設定へポインターの配列を渡します。

これらの関数では、パラメーターの検証が行われます。 cmdname または argv が null ポインターの場合、または argv が null ポインターをポイントしている場合、または argv[0] が空の文字列の場合は、「パラメーターの検証」に説明されているように、無効なパラメーター ハンドラーが呼び出されます。 実行の継続が許可された場合、これらの関数は errno を EINVAL に設定し、-1 を返します。 新しいプロセスは起動されません。

必要条件

ルーチン

必須ヘッダー

_spawnve

<stdio.h> または <process.h>

_wspawnve

<stdio.h> または <wchar.h>

互換性の詳細については、「互換性」を参照してください。

使用例

_spawn 系関数と _wspawn 系関数」の使用例を参照してください。

同等の .NET Framework 関数

参照

関連項目

プロセス制御と環境制御

_spawn 系関数と _wspawn 系関数

abort

atexit

_exec、_wexec 系関数

exit、_exit

_flushall

_getmbcp

_onexit、_onexit_m

_setmbcp

system、_wsystem