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ダイナセットを使う場合の ODBC ドライバーの必要条件

MFC の ODBC データベース クラスにおけるダイナセットは、動的プロパティを持つレコードセットであり、なんらかの方法でデータ ソースと同期しています。 MFC のダイナセット (前方スクロール専用レコードセット以外) は、レベル 2 API 準拠の ODBC ドライバーが必要です。 データ ソースのドライバーがレベル 1 API 準拠の場合は、更新可能スナップショット、上書き禁止スナップショット、および前方スクロール専用レコードセットは使えますが、ダイナセットは使えません。 ただし、レベル 1 ドライバーでも、拡張フェッチとキーセット ドリブン カーソルをサポートしている場合は、ダイナセットを使えます。

ODBC の用語では、ダイナセットとスナップショットのことをカーソルと呼びます。 カーソルは、レコードセット内の位置を追跡するためのしくみです。 ダイナセット用のドライバーの条件の詳細については、「ダイナセット」を参照してください。 カーソルの詳細については、MSDN ドキュメントの ODBC (Open Database Connectivity) SDK を参照してください。

注意

更新可能レコードセットの場合は、使用する ODBC ドライバーが、位置指定更新ステートメントまたは ::SQLSetPos ODBC API 関数をサポートする必要があります。両方がサポートされている場合、MFC では、効率を考慮して ::SQLSetPos を使います。スナップショットの場合は、カーソル ライブラリを使えます。カーソル ライブラリには、更新可能なスナップショットに必要なサポート (静止カーソルと位置指定付き更新文) があります。

参照

概念

ODBC の基礎