GenerateDeploymentManifest タスク
ClickOnce 配置マニフェストを生成します。 ClickOnce 配置マニフェストでは、アプリケーションの配置方法について記述します。記述する内容は、配置するための一意の ID の定義、インストールするのかオンライン モードで使用するのかなど配置の特徴の指定、アプリケーションの更新設定および更新プログラムの場所の指定、対応する ClickOnce アプリケーション マニフェストの指定などです。
パラメーター
GenerateDeploymentManifest タスクのパラメーターの説明を次の表に示します。
パラメーター |
説明 |
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AssemblyName |
省略可能な String 型のパラメーターです。 生成されるマニフェストのアセンブリ ID の Name フィールドを指定します。 このパラメーターを指定しない場合、名前は EntryPoint パラメーターまたは InputManifest パラメーターから推測されます。 名前が推測できない場合、タスクはエラーをスローします。 |
AssemblyVersion |
省略可能な String 型のパラメーターです。 生成されるマニフェストのアセンブリ ID の Version フィールドを指定します。 このパラメーターを指定しなかった場合、タスクは "1.0.0.0" という値を使用します。 |
CreateDesktopShortcut |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、ClickOnce アプリケーションのインストール時にデスクトップにアイコンが作成されます。 |
DeploymentUrl |
省略可能な String 型のパラメーターです。 アプリケーションの更新プログラムの場所を指定します。 このパラメーターを指定しなかった場合、アプリケーションの更新プログラムの場所は定義されません。 ただし、UpdateEnabled パラメーターが true である場合、更新プログラムの場所を指定する必要があります。 値には、完全修飾 URL または UNC パスを指定します。 |
Description |
省略可能な String 型のパラメーターです。 アプリケーションの説明を指定します。 |
DisallowUrlActivation |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 URL 経由で開かれたときに、アプリケーションを自動的に実行するかどうかを指定します。 このパラメーターを true にすると、アプリケーションの実行は [スタート] メニューからのみ行えるようになります。 このパラメーターの既定値は、false です。 この値は、Install パラメーターが true である場合のみ適用されます。 |
EntryPoint |
省略可能な ITaskItem[] 型のパラメーターです。 生成されるマニフェスト アセンブリのエントリ ポイントを指定します。 ClickOnce 配置マニフェストの場合には、ClickOnce アプリケーション マニフェストを指定します。 Visual Studio 2005 では、GenerateApplicationManifest タスクでアプリケーション マニフェストを生成するためには、EntryPoint が必要でした (アセンブリ マニフェストまたはネイティブ マニフェストの場合、EntryPoint は不要)。この要件を満たしていないと "MSB3185: "MSB3185: マニフェストに EntryPoint が指定されていません。" というビルド エラーが発生します。 MSBuild では、EntryPoint タスク パラメーターが指定されていなくても、このエラーは発生しません。 代わりに、たとえば <customHostSpecified> タグが <entryPoint> タグの子として挿入されます。 <entryPoint xmlns="urn:schemas- microsoft-com:asm.v2"> <co.v1:customHostSpecified /> </entryPoint> 次の手順を使用して、アプリケーション マニフェストに DLL 依存関係を追加できます。
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ErrorReportUrl |
省略可能な [String] 型のパラメーターです。 ClickOnce のインストール時にダイアログ ボックスに表示される Web ページの URL を指定します。 |
InputManifest |
省略可能な ITaskItem 型のパラメーターです。 マニフェスト ジェネレーターのベースとして使用する、入力 XML ドキュメントを指定します。 これによって、カスタム マニフェスト定義など、構造化されたデータが出力マニフェストに反映されます。 XML ドキュメントのルート要素は、asmv1 名前空間内のアセンブリ ノードである必要があります。 |
Install |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 アプリケーションがインストールされているアプリケーションであるか、オンライン専用アプリケーションであるかを指定します。 このパラメーターを true にすると、アプリケーションはユーザーの [スタート] メニューにインストールされ、[プログラムの追加と削除] ダイアログ ボックスから削除できるようになります。 このパラメーターを false にすると、アプリケーションは Web ページからオンラインで使用するためのものになります。 このパラメーターの既定値は、true です。 |
MapFileExtensions |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 .deploy ファイル名拡張子の割り当てを使用するかどうかを指定します。 このパラメーターを true にすると、各プログラム ファイルは、.deploy のファイル名拡張子で発行されます。 このオプションを使用すると、ブロックを解除して ClickOnce アプリケーション配置を有効にする必要があるファイル名拡張子の数を制限できるので、Web サーバーのセキュリティに役立ちます。 このパラメーターの既定値は、false です。 |
MaxTargetPath |
省略可能な String 型のパラメーターです。 ClickOnce アプリケーション配置におけるファイル パスの最大許容長を指定します。 このパラメーターを指定した場合、アプリケーションで指定されている各ファイル パスの長さが、この制限に照らしてチェックされます。 この制限を超える項目に対しては、ビルド警告が出力されます。 入力を指定しないか、ゼロを指定した場合、チェック処理は行われません。 |
MinimumRequiredVersion |
省略可能な String 型のパラメーターです。 ユーザーが更新をスキップできるかどうかを指定します。 最低限必要なバージョンよりも前のバージョンをユーザーが所有している場合、ユーザーは更新をスキップできません。 この入力は、Install パラメーターの値が true である場合のみ適用されます。 |
OutputManifest |
省略可能な ITaskItem 型のパラメーターです。 生成される出力マニフェスト ファイルの名前を指定します。 このパラメーターが指定されていない場合、出力ファイルの名前は、生成されるマニフェストの ID から推測されます。 |
Platform |
省略可能な String 型のパラメーターです。 アプリケーションの対象プラットフォームを指定します。 このパラメーターには、次の値を指定できます。
既定値は AnyCPU です。 |
Product |
省略可能な String 型のパラメーターです。 アプリケーション名を示します。 このパラメーターが指定されていない場合、名前は、生成されるマニフェストの ID から推測されます。 この名前は、[スタート] メニューに表示する名前として使用され、[プログラムの追加と削除] ダイアログ ボックスに表示される名前の一部としても使用されます。 |
Publisher |
省略可能な String 型のパラメーターです。 アプリケーションの発行者を指定します。 このパラメーターが指定されていない場合、名前は、登録されているユーザー名または生成されるマニフェストの ID から推測されます。 この名前は、[スタート] メニューに表示する名前として使用され、[プログラムの追加と削除] ダイアログ ボックスに表示される名前の一部としても使用されます。 |
SuiteNamel |
省略可能な String 型のパラメーターです。 ClickOnce の配置後にアプリケーションが存在する、[スタート] メニューのフォルダーの名前を指定します。 |
SupportUrl |
省略可能な String 型のパラメーターです。 [プログラムの追加と削除] ダイアログ ボックスで、このアプリケーションのエントリに表示されるリンクを指定します。 値には、完全修飾 URL または UNC パスを指定します。 |
TargetCulture |
省略可能な String 型のパラメーターです。 アプリケーションのカルチャを指定し、生成されるマニフェストのアセンブリ ID の Language フィールドを指定します。 このパラメーターを指定しなかった場合、アプリケーションは、カルチャに依存しないと仮定されます。 |
TrustUrlParameters |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 アプリケーションで、URL クエリ文字列パラメーターが使用できるかどうかを指定します。 このパラメーターの既定値は、アプリケーションでパラメーターが使用できないことを示す false です。 |
UpdateEnabled |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 アプリケーションが更新プログラムに対して有効であるかどうかを指定します。 このパラメーターの既定値は、false です。 このパラメーターは、Install パラメーターが true である場合のみ適用されます。 |
UpdateInterval |
省略可能な Int32 型のパラメーターです。 アプリケーションの更新間隔を指定します。 このパラメーターの既定値は、ゼロです。 このパラメーターは、Install パラメーターおよび UpdateEnabled パラメーターの両方が true である場合にのみ適用されます。 |
UpdateMode |
省略可能な String 型のパラメーターです。 更新プログラムの確認を、アプリケーションを起動する前にフォアグラウンドで行うのか、アプリケーションの実行中にバックグラウンドで行うのかを指定します。 このパラメーターには、次の値を指定できます。
このパラメーターの既定値は、Background です。 このパラメーターは、Install パラメーターおよび UpdateEnabled パラメーターの両方が true である場合にのみ適用されます。 |
UpdateUnit |
省略可能な String 型のパラメーターです。 UpdateInterval パラメーターの単位を指定します。 このパラメーターには、次の値を指定できます。
このパラメーターは、Install パラメーターおよび UpdateEnabled パラメーターの両方が true である場合にのみ適用されます。 |
解説
上記のパラメーター以外に、このタスクは GenerateManifestBase クラスからパラメーターを継承します。このクラス自体は、Task クラスから継承されます。 Task クラスのパラメーターの一覧については、「Task 基本クラス」を参照してください。
参照
関連項目
GenerateApplicationManifest タスク