方法: PInvoke を使用してマネージ コードからネイティブ DLL を呼び出す
プラットフォーム呼び出し (P/Invoke) 機能を使用して、マネージ コードからアンマネージ DLL で実装される関数を呼び出すことができます。 DLL のソース コードが利用できない場合、相互運用できるようにするには P/Invoke を使用する以外方法はありません。 ただし、他の .NET 言語とは異なり、Visual C++ には P/Invoke 以外の方法が用意されています。 詳細については、「C++ Interop (暗黙の PInvoke) の使用」を参照してください。
使用例
次のコード例は、Win32 GetSystemMetrics 関数を使用して、現在の画面の解像度をピクセル単位で取得します。
引数として組み込みの型のみを使用して値を返す関数の場合、特別な作業を行う必要ありません。 関数ポインター、配列、構造体など、その他のデータ型の場合、適切なデータ マーシャリングを確実に行うために追加の属性が必要です。
この例で示すように、P/Invoke 宣言がグローバル名前空間に存在することがないように、P/Invoke 宣言を値クラスの静的メンバーにすることをお勧めします。
// pinvoke_basic.cpp
// compile with: /clr
using namespace System;
using namespace System::Runtime::InteropServices;
value class Win32 {
public:
[DllImport("User32.dll")]
static int GetSystemMetrics(int);
enum class SystemMetricIndex {
// Same values as those defined in winuser.h.
SM_CXSCREEN = 0,
SM_CYSCREEN = 1
};
};
int main() {
int hRes = Win32::GetSystemMetrics( safe_cast<int>(Win32::SystemMetricIndex::SM_CXSCREEN) );
int vRes = Win32::GetSystemMetrics( safe_cast<int>(Win32::SystemMetricIndex::SM_CYSCREEN) );
Console::WriteLine("screen resolution: {0},{1}", hRes, vRes);
}