/IMPLIB (インポート ライブラリ名の設定)
/IMPLIB:filename
解説
それぞれの文字について以下に説明します。
- filename
ユーザー指定のインポート ライブラリ名。 既定の名前を置き換えます。
解説
/IMPLIB オプションは、エクスポートを含むプログラムのビルド時に LINK で生成されるインポート ライブラリの既定の名前をオーバーライドします。 既定の名前は、リンクによって作成された出力ファイルのベース名に拡張子 .lib を付けたものです。 次を指定すると、プログラムにエクスポートが含まれます。
ソース コードで __declspec(dllexport) キーワードを使う。
.def ファイル内で EXPORTS ステートメントを使う。
LINK コマンドで、/EXPORT 指定を使う。
インポート ライブラリが生成されないときは、/IMPLIB オプションは無視されます。 エクスポートを指定しないと、インポート ライブラリは生成されません。 ビルドにエクスポート ファイルが使われている場合は、インポート ライブラリが既に存在していると見なされます。したがって、インポート ライブラリは生成されません。 インポート ライブラリとエクスポート ファイルについては、「LIB リファレンス」を参照してください。
Visual Studio 開発環境でこのリンカー オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、「Visual C++ プロジェクトのプロパティの設定」を参照してください。
[リンカー] フォルダーをクリックします。
[詳細] プロパティ ページをクリックします。
[インポート ライブラリ] プロパティを変更します。
このリンカーをコードから設定するには
- 「ImportLibrary」を参照してください。