テーブル (Visual Database Tools)
データベースは、1 つ以上のテーブルで構成されています。 テーブルは、行と列に配置されたデータの集合です。 たとえば、著者についての情報を格納する authors という名前のテーブルがあるものとします。 各列には、著者の姓といった特定の種類の情報が収められます。 各行には、名、姓、住所など、特定の著者に関するすべての情報が収められます。
データベースには、特定のトピックに対するテーブルを作成できます。 たとえば、pubs というデータベースには、著者や書名といったテーブルを収めることができます。 トピックごとに独立したテーブルを使用することで、データの重複をなくし、データ ストレージの使用効率を高め、データ入力エラーを少なくすることができます。
テーブルのデザイン
新しいテーブルの構造を決定するには、次のことを決める必要があります。
テーブルに格納するデータの型。
テーブルに必要な列と、各列のデータ型 (必要な場合は、列の長さ)。
NULL 値を許す列。 データ型、NULL 値の許可、およびその他の列プロパティについては、「列の使用」を参照してください。
制約を使用するかどうか、また使用する場合はその場所。 詳細については、「制約の使用」を参照してください。
必要なインデックスの種類、インデックスを必要とする場所、主キーおよび外部キーにする列。 詳細については、「インデックスの使用」および「キーの使用」を参照してください。
テーブルの構造を決定したら、テーブル デザイナーを使ってテーブルを作成し、テーブルの列を定義できます。 テーブルを保存すると、データベースにテーブルが作成されます。
テーブルに必要な要素が正確にわかっている場合は、普通、テーブルのデータの制約や追加プロパティも含めて、必要な要素をすべて最初に定義してしまうのが最も効率のよい方法です。 しかし、多くの場合は、最初に基本的なテーブルを作成して保存し、データベースにそのテーブルを作成するのが最善の方法です。 次に、テスト データをテーブルに追加し、テーブルを調べて、デザインを調整します。 データを使って調べることで、入力や問い合わせが頻繁に行われるデータの種類を特定し、それに従ってテーブルのデザインを変更できます。
テーブルのデザインを変更するとき、テーブルに保存されているデータは可能な範囲で保持されます。 基本デザインが完成したなら、制約や、インデックスや、ほかの列を必要に応じて追加できます。 詳細については、「テーブルのデザイン」を参照してください。
参照する内容 |
参照項目 |
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データベースに新しいテーブルを追加する。 |
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既存のテーブルと同じ列を含む新しいテーブルをダイアグラムで作成する。 |
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データベースからテーブルを削除する。 |
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データベース内のテーブルの名前を変更する。 |
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テーブルの列を追加または削除する。または列のプロパティの設定を変更する。 |