リード スルーおよびライト ビハインド (AppFabric 1.1 キャッシュ)
Microsoft AppFabric 1.1 for Windows Server は、リード スルー プロバイダーとライト ビハインド プロバイダーを作成および使用するためのアーキテクチャを提供します。これらのプロバイダーにより、データベースなどのバックエンド ストアとの統合が可能になります。リード スルーまたはライト ビハインド プロバイダーを作成するには、DataCacheStoreProvider 抽象基本クラスを実装するアセンブリを作成する必要があります。作成したアセンブリは、New-Cache および Set-CacheConfig Windows PowerShell コマンドの新しいパラメーターを使用してキャッシュに関連付けます。
リード スルー
項目がキャッシュ内に存在しない場合は、DataCache.Get の呼び出しで null
が返されます。この場合、キャッシュ アサイド プログラミング モデルでは、呼び出し元がバックエンド ストアからデータを読み込み、そのデータをキャッシュに格納する必要があります。リード スルー プロバイダーを使用すると、不足している項目がキャッシュで検出され、キャッシュからプロバイダーを呼び出してデータの読み込みが実行されます。その後、読み込まれた項目がキャッシュ クライアントにシームレスに返されます。
ライト ビハインド
同様に、キャッシュ内の追加または更新された項目を、ライト ビハインド プロバイダーを使用してバックエンド ストアに定期的に書き込むことができます。書き込みは、キャッシュによって定義される間隔で非同期に行われます。
関連項目
概念
リード スルー/ライト ビハインド プロバイダーの作成 (AppFabric 1.1 キャッシュ)
2012-03-05