Linux オペレーティング システムを格納した仮想ハード ディスクの作成とアップロード
重要
クラシック VM は 2023 年 3 月 1 日に廃止される予定です。
ASM の IaaS リソースを使用する場合は、すぐに移行の計画を開始し、2023 年 3 月 1 日までに完了してください。ASM の IaaS リソースを使用する場合は、すぐに移行の計画を開始し、2023 年 3 月 1 日までに完了してください。 Azure Resource Manager の多数の機能強化を活用するために、早急に切り替えを行うことをお勧めします。
詳細については、「2023 年 3 月 1 日までに IaaS リソースを Azure Resource Manager に移行する」を参照してください。
注意
Azure には、リソースの作成と操作に関して、2 種類のデプロイ モデルがあります。Resource Manager とクラシックです。 この記事では、クラシック デプロイ モデルの使用方法について説明します。 最新のデプロイメントでは、リソース マネージャー モデルを使用することをお勧めします。 Azure Resource Manager を使用してカスタム ディスク イメージをアップロードすることもできます。
ここでは、仮想ハードディスク (VHD) を作成およびアップロードし、それをイメージとして活用して Azuere 内で仮想マシンを作成する方法を示します。 そのイメージに基づいて複数の仮想マシンを作成できるよう、オペレーティング システムを準備する方法についても説明します。
前提条件
この記事では、次の項目があることを前提としています。
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.vhd ファイルにインストールされている Linux オペレーティング システム - 動作保証済み Linux ディストリビューション (または動作保証外のディストリビューションに関する情報を参照してください) を VHD 形式で仮想ディスクにインストールします。 VM と VHD を作成するツールはいくつかあります。
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QEMU または KVM をインストールして構成します。その際、イメージ形式として VHD を使用します。 必要であれば
qemu-img convert
を使用してイメージを変換できます。 - Windows 10 上または Windows Server 2012/2012 R2 上の Hyper-V を使用することもできます。
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QEMU または KVM をインストールして構成します。その際、イメージ形式として VHD を使用します。 必要であれば
注意
新しい VHDX 形式は、Azure ではサポートされていません。 VM を作成するときに、形式として VHD を指定します。 必要であれば、qemu-img convert
または Convert-VHD
の PowerShell コマンドレットを使用して VHDX ディスクを VHD に変換できます。 Azure では動的 VHD のアップロードはサポートしないため、そのようなディスクは、アップロードする前に静的 VHD に変換する必要があります。 Azure へのアップロード プロセス中、動的ディスクの変換には、 Azure VHD Utilities for GO (GO 用の Azure VHD Utilities) などのツールを使用できます。
- Azure コマンド ライン インターフェイス - 最新の Azure コマンド ライン インターフェイス をインストールして使用し、VHD をアップロードします。
手順 1. アップロードするイメージを準備する
Azure は、さまざまな Linux ディストリビューションをサポートしています (「 Azure での動作保証済み Linux ディストリビューション」を参照してください)。 次の記事では、Azure でサポートされる以下のさまざまな Linux ディストリビューションを準備する方法について説明します。 以下のガイドで説明されている手順を完了すると、Azure にアップロードする VHD ファイルの準備が整います。
- CentOS ベースのディストリビューション
- Debian Linux
- Oracle Linux
- Red Hat Enterprise Linux
- SLES と openSUSE
- Ubuntu
- その他 - 動作保証外のディストリビューション
注意
Azure プラットフォームの SLA は、動作保証済みディストリビューションのいずれか 1 つを、「Azure での動作保証済み Linux ディストリビューション」の「サポートされているバージョン」で指定されている構成で使用した場合にのみ、Linux OS を実行する仮想マシンに適用されます。 Azure イメージ ギャラリーにあるすべての Linux ディストリビューションは、必須の構成による動作保証済みディストリビューションです。
Azure で Linux イメージを準備する際のその他のヒントについては、 Linux のインストールに関する注記 をご覧ください。
手順 2. Azure への接続を準備する
クラシック デプロイ モデル (azure config mode asm
) で Azure CLI を使用していることを確認し、次のように、自分のアカウントにログインします。
azure login
手順 3. Azure にイメージをアップロードする
VHD ファイルをアップロードするストレージ アカウントが必要です。 既存のストレージ アカウントを選択することも、 新しいストレージ アカウントを作成することもできます。
Azure CLI でイメージをアップロードするには、次のコマンドを使用します。
azure vm image create <ImageName> `
--blob-url <BlobStorageURL>/<YourImagesFolder>/<VHDName> `
--os Linux <PathToVHDFile>
前の例を使うと、次のようになります。
- BlobStorageURL は、使用する予定のストレージ アカウントの URL です。
- YourImagesFolder は、イメージを格納する Blob Storage 内のコンテナーです。
- VHDName は、仮想ハード ディスクを識別するためにポータルに表示されるラベルです。
- PathToVHDFile は、コンピューター上の .vhd ファイルの完全なパスとファイル名です。
完全なコマンドの例を次に示します。
azure vm image create myImage `
--blob-url https://mystorage.blob.core.windows.net/vhds/myimage.vhd `
--os Linux /home/ahmet/myimage.vhd
手順 4: イメージから VM を作成する
通常の VM と同じように、 azure vm create
使用して VM を作成します。 前の手順でイメージに付けた名前を指定します。 次の例では、前の手順で指定したイメージの名前 myImage を使用します。
azure vm create --userName ops --password P@ssw0rd! --vm-size Small --ssh `
--location "West US" "myDeployedVM" myImage
独自の VM を作成するには、独自のユーザー名とパスワード、場所、DNS 名、およびイメージ名を指定します。
次の手順
詳細については、Azure クラシック デプロイ モデルの Azure CLI リファレンスを参照してください。