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方法: Office ソリューションのインストール パスを変更する

発行ウィザードと、プロジェクト デザイナー[発行] ページでは、ソリューションの ClickOnce セットアップ プログラムが作成されます。 発行プロセスにおいて、エンド ユーザーがソリューションをインストールするときにアクセスする、セットアップ プログラムの最終的な配置場所を指定できます。 この場所は、ウィザードではインストール パス[発行] ページではインストール フォルダーの URL と呼ばれます。 このパスを使用すると、アプリケーション マニフェストは更新プログラムをチェックできるようになります。 発行の詳細については、「ClickOnce を使用した Office ソリューションの発行」を参照してください。

対象: このトピックの情報は、Microsoft Office 2013 Preview および Microsoft Office 2010 のドキュメント レベルのプロジェクトおよびアプリケーション レベルのプロジェクトに適用されます。詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクト タイプ別の使用可能な機能」を参照してください。

セットアップ プログラムの URL を変更する理由

ソリューションを発行した後、インストール パスの追加または変更を行うことができます。 インストール パスの変更が必要になる理由は、いくつか考えられます。

  • セットアップ プログラムをコンパイルしたときのインストール パスが不明である。

  • ソリューション ファイルは、別の場所からコピーされたものである。

  • インストール ファイルを格納するサーバーの名前または場所が変更された。

このような場合、ネットワーク上で管理者のアクセス許可を持つユーザーであればだれでも、Office ソリューションのインストール パスを変更できます。

セットアップ プログラムのインストール パスの変更

アプリケーション レベルとドキュメント レベルの両方のソリューションでセットアップ プログラムを更新します。

ドキュメント レベルのソリューションでは、ドキュメント プロパティのパスも更新する必要があります。

セットアップ プログラムのインストール パスを変更するには

  1. コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

  2. 以前に作成されたセットアップ プログラムが格納されているディレクトリに移動します。 この手順の詳細については、「方法: ClickOnce を使用して Office ソリューションを公開する」を参照してください。

  3. セットアップ プログラムを実行します。このとき、文字列として新しいインストール パスを使用する /url パラメーターを指定します。 実行可能ファイルの署名が無効化されるという内容のメッセージが表示されます。 これは、ソリューションの署名に使用された証明書が無効になり、発行者が不明になることを意味します。 エンド ユーザーには、ソリューションをインストールするかどうかの確認を求める追加のプロンプトが表示されます。

    setup.exe /url="Installation path"
    

    次に例を示します。

    setup.exe /url="http://www.fabrikam.com/newlocation"
    

    注意

    URL の現在値を参照するには、setup.exe /url を実行します。

ドキュメントおよびブックについては、配置するドキュメントを開きます。この操作により、_AssemblyLocation プロパティが更新されます。

Bb608626.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifドキュメント レベルのソリューションの新しいパスでの更新

_AssemblyLocation プロパティは Office アプリケーション内から更新できます。 ただし、startFromScratch プロパティを true に設定してリボンを作成した場合は、カスタマイズの実行中にプロパティにアクセスできない可能性があります。

ドキュメント プロパティのパスを更新するには

  1. [ファイル] のタブをクリックし、**[配布準備]をポイントし、[プロパティ]**をクリックします。

  2. [ドキュメントのプロパティ] をクリックし、[プロパティの詳細] をクリックします。

  3. [ユーザー設定] タブの [プロパティ] ボックスの一覧で _AssemblyLocation を選択します。

  4. [値] ボックスには、既に配置マニフェストの識別子が表示されています。 次のような形式で、識別子の先頭にドキュメントの絶対パスと縦棒を入力します。形式: パス |識別子。

    次に、パスの例を示します。

    \\servername\foldername\filename|74744e4b-e4d6-41eb-84f7-ad20346fe2d9

    この識別子を指定する方法の詳細については、「カスタム ドキュメント プロパティの概要」を参照してください。

  5. [OK] をクリックし、ドキュメントを保存して閉じます。

  6. セットアップ プログラムを実行します。このとき、指定の場所にソリューションをインストールするための /url パラメーターは指定しません。

参照

処理手順

方法: 配置した Office ソリューションを更新する

方法: ClickOnce Office ソリューションを旧バージョンにロールバックする

その他の技術情報

Office ソリューションの配置

Office ソリューションの更新