概要
複数のコンピューターのローカル管理者アカウントを管理するシステム管理者は、標準的なセキュリティ対策の一環として、アカウントのパスワードを定期的に変更する必要があります。PsPasswd は、ローカル システムまたはリモート システムのアカウントのパスワードを変更できるツールです。このツールを使用すると、管理者は、管理するコンピューターに対して PsPasswd を実行するバッチ ファイルを作成して、大量の管理者のパスワードを一度に変更できます。
PsPasswd では、Windows パスワードをリセットする API を使用するので、パスワードが暗号化されていない状態でネットワーク経由で送信されることはありません。
インストール
PsPasswd を実行可能なパスにコピーして、下記のコマンド ライン構文に従って「pspasswd」と入力します。
PsPasswd の使用
PsPasswd を使用すると、ローカル コンピューターやリモート コンピューターのローカル アカウントまたはドメイン アカウントのパスワードを変更できます。
使用法: pspasswd [[\\<コンピューター>[<,コンピューター>[,..] | @<ファイル> [-u <ユーザー> [-p <パスワード>]]] <ユーザー名> [<新しいパスワード>]
<コンピューター> |
指定した 1 台または複数のリモート コンピューターでコマンドを実行します。コンピューター名を省略するとコマンドはローカル システムで実行され、ワイルドカード (\\*) を指定すると、コマンドは現在のドメイン内のすべてのコンピューターで実行されます。 |
@<ファイル> |
指定のテキスト ファイルに記載されている各コンピューターでコマンドを実行します。 |
-u |
リモート コンピューターにログインするユーザー名を指定します (省略可能)。 |
-p |
指定のユーザー名に対応するパスワードを指定します (省略可能)。パスワードを省略すると、パスワードを入力するように要求されます。 |
<ユーザー名> |
パスワードを変更するアカウントの名前を指定します。 |
<新しいパスワード> |
新しいパスワードを指定します。省略すると、NULL パスワードが適用されます。 |
PsTools のダウンロード
(1.60 MB)