概要
サービス パックや修正プログラムなどを適用する際には、使用中で置き換えることができないファイルを置き換える必要があります。このため、Windows には、ファイル名の変更またはファイルの削除を実行する MoveFileEx API が用意されており、API の呼び出し元では、システムの次回起動時 (ファイルが参照される前) にファイルの置き換えが実行されるように指定できます。セッション マネージャーは、HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\PendingFileRenameOperations キー値に登録されている rename コマンドと delete コマンドを読み取って、この処理を実行しています。
このアプレットにより、保留中の名前変更または削除値のコンテンツがダンプされ、置き換える対象のファイルにアクセスできない場合にエラーが報告されます。次に、一時インストール ファイルが次回の再起動時に削除されるようにスケジュールされていることを表す出力の一例を示します。
C:\>pendmoves
PendMove v1.02
Copyright (C) 2004 Mark Russinovich
Sysinternals - www.sysinternals.com
Source: C:\Config.Msi\3ec7bbbf.rbf
Target: DELETE
付属の MoveFile ユーティリティを使用すると、次回の再起動時に move や delete のコマンドを実行するようにスケジュールできます。
使用法: movefile [<移動するファイル>] [<移動先>]
移動先を空 ("") にすると、移動するように指定したファイルが起動時に削除されます。
test.exe を削除するコマンドの例を次に示します。
movefile test.exe ""
PendMoves と MoveFile のダウンロード
(71.8 KB)
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