キーワード展開の有効化
Visual SourceSafe では、ソース ファイルに特定のキーワードを記述しておくと、ファイル ヘッダーが自動的に作成されるようになります。このキーワード展開機能を利用するには、テキスト ファイルにコメントとして特定のキーワードを記述しておきます。キーワードはコメントとして入力されるので、コードには影響を与えません。ファイルを追加またはチェックインすると、キーワードがスキャンされ、ファイル内に関連情報が追加されます。
キーワード展開を有効にしていると、各ファイルに対してキーワードのスキャンが行われるため、[チェックイン] コマンドや [ファイルの追加] コマンドの実行に要する時間が長くなる可能性があります。
メモ 特に指定しない限り、キーワード展開はすべてのファイルに対して無効になっています。Visual SourceSafe 管理者は、Visual SourceSafe アドミニストレータでキーワード展開を有効にできます。キーワード展開を有効にした場合は、展開を行うファイルの種類を指定してください。キーワード展開を有効にするファイルはテキスト ファイルだけにしてください。バイナリ ファイル内でキーワード展開を行うと、そのファイルが破損してしまいます。
キーワード展開を有効にするには
Visual SourceSafe アドミニストレータで、[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[全般] タブが選択されていない場合は、クリックして選択します。
[キーワードを展開するファイルの種類] ボックスに、キーワード展開を行うファイルの種類を入力します。たとえば、「*.txt」と入力します。
複数の拡張子を指定するときは、「*.txt, *.c, *.vb」 のようにカンマで区切ります。
[OK] をクリックします。
メモ サーバーの SRCSAFE.INI ファイルに
Keyword_Masks = *.txt
のように追加してキーワード展開を有効にすることもできます。この指定は、最初のセクション ヘッダー ([$/MyProj] など) の前に追加してください。ここでも、カンマで区切って複数の拡張子を指定できまます。Visual SourceSafe アドミニストレータ プログラムを終了します。次に、Visual SourceSafe エクスプローラをいったん終了してから再起動するように、すべてのユーザーに通知します。