キャッシュ領域管理機能を使用する方法

適用対象: Application Virtualization

ファイルシステム キャッシュ領域管理機能は、最近最も使われていない (LRU) アルゴリズムを使用し、それが既定で有効になっています。新しいパッケージに必要な領域がキャッシュ内の利用可能な空き領域よりも大きい場合、Application Virtualization (App-V) Client はこの機能を使って、新しいパッケージの空き領域を確保するために、既存のパッケージで削除できるものがないかどうかを判断します。クライアントは、最終アクセス日が最も古いパッケージが、MinPkgAge レジストリ値に指定された値よりも古い場合には、それを削除します。ファイルシステム キャッシュ領域管理機能を使用することで、キャッシュ領域が不足する問題も回避できます。

必要に応じて複数のパッケージが削除されます。ロックされているパッケージは削除されません。

注意

展開される可能性のあるすべてのパッケージに対して、キャッシュに十分な領域が割り当てられていることを確認するために、クライアントを構成する場合は [空きディスク領域のしきい値を使用する] 設定を使用し、キャッシュが必要に応じて大きくなるようにします。または、App-V キャッシュにどの位のディスク領域が必要となるかをあらかじめ判断し、インストール時にキャッシュ サイズを必要に応じて設定します。

キャッシュ領域管理機能は、UnloadLeastRecentlyUsed レジストリの値で制御します。値を 1 にすると機能が有効になり、値を 0 (ゼロ) にすると無効になります。

キャッシュ領域管理機能を有効または無効にするには

  • 次のレジストリの値に 1 を設定すると、LRU アルゴリズムが有効になります。0 を設定すると、機能は無効になります。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SoftGrid\4.5\Client\AppFS\UnloadLeastRecentlyUsed

どのパッケージが破棄されるかを制御するには

  • パッケージが削除候補として選択される時期を判断するため、次のレジストリの値を、パッケージが最後にアクセスされた時点から保持したい最小日数に設定します。より最近に使用されたパッケージは破棄されません。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SoftGrid\4.5\Client\AppFS\MinPkgAge

    注意

    このレジストリ キーの最大値は 0x00011111 です。大きすぎる値は、キャッシュ領域管理機能の正常な動作を妨げます。

参照:

その他のリソース

コマンド ラインを使用して App-V Client レジストリ設定を構成する方法

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