次の方法で共有


エラー : "Debugging Isn't Possible Because a Kernel Debugger is Enabled on the System"

マネージ コードのデバッグ時に、次のエラー メッセージが表示されることがあります。

Debugging isn't possible because a kernel debugger is enabled on the system

このメッセージは次の場合にマネージ コードをデバッグしようとすると表示されます。

  • Windows 7 または Windows Vista システムがデバッグ モードで起動している。

  • アプリケーションが CLR バージョン CLR 2.0、3.0、または 3.5 を使用している。

解決方法

この問題を解決するには

  • CLR バージョン 4.0 または 4.5 を使用するようにアプリケーションをアップグレードします。

    または

  • カーネル デバッグを無効にし、Visual Studio でデバッグを実行します。

    または

  • Visual Studio の代わりにカーネル デバッガーを使用してデバッグを実行します。

    または

  • カーネル デバッガーで、ユーザー モード例外を無効にします。

現在のセッションでカーネル デバッグを無効にするには

  • コマンド プロンプトで次のように入力します。

    Kdbgctrl.exe -d
    

すべてのセッションでカーネル デバッグを無効にするには (Windows Vista および Windows 7)

  1. コマンド プロンプトで次のように入力します。

    bcdedit /debug off 
    
  2. コンピューターを再起動します。

すべてのセッションでカーネル デバッグを無効にするには (その他の Windows オペレーティング システム)

  1. システム ドライブ (通常は C:\) で、boot.ini を探します。 boot.ini ファイルは、読み取り専用で非表示になっていることがあります。 この場合、次のコマンドを使用して表示する必要があります。

    dir /ASH
    
  2. boot.ini をメモ帳で開き、次のオプションを削除します。

    /debug
    /debugport
    /baudrate
    
  3. コンピューターを再起動します。

カーネル デバッガーを使用してデバッグを実行するには

  1. カーネル デバッガーがフックされている場合、デバッグを続行するかどうかを確認するメッセージが表示されます。 ボタンをクリックして続行します。

  2. User break exception(Int 3). が発生することがあります。その場合は、次のカーネル デバッガー コマンドを入力してデバッグを続行します。

    gn

参照

概念

デバッガーのセキュリティ

その他の技術情報

マネージ コードのデバッグ