Microsoft Test Manager での手動テストの実行

[アーティクル]
09/12/2015

アプリケーションのテスト中、Microsoft テストランナーが画面の端に表示されます。このテストランナーには、計画したステップと予期された結果が表示され、作業しながら内容を確認できます。操作、コメント、スクリーンショットなどのデータを記録できるので、バグを見つけた場合、簡単に再現できます。

注意

Team Web Access か Microsoft テストランナーか。 Visual Studio では 2 とおりの方法で手動テストを実行できます。通常は、Team Web Access を使用してテストを実行する方法が便利であると考えられます。ただし、次に示す Microsoft テストランナーの追加の機能が必要な場合を除きます。

バグを作成すると、そのバグの説明に次の情報が自動的に追加される。
1. 作業中に作成されたスクリーンショット。
2. 実行した実際の操作のレコード – チェックしたテストステップ以外を含む。
3. オペレーティングシステムのバージョン、コンピューター ID などのシステム情報。
操作を再生することで、テストをすばやく正確に繰り返す。
テスト中に追加の診断データを収集する。

Microsoft テストランナーでのテストの実行

テストの準備をします。 テストを実行する前に必要になる可能性がある操作をいくつか次に示します。
1. 最新バージョンのアプリをインストールします。
2. テストケースをいくつか作成します。通常、スプリントの開始時に作成し、スプリントが終了するまでの間にすべて成功させることを目標とします。テストケースは、Team Web Access または Microsoft Test Manager のいずれかで作成できます。
3. テストを実行するコンピューターに Microsoft Test Manager (MTM) をインストールします。 MTM を取得するには、Visual Studio Test Professional または Visual Studio Enterprise をインストールします。
4. MTM をテスト計画に接続します。
テストケースを実行します。

ヒント

Team Web Access で既にテストケースを確認している場合、その場所から直接テストランナーを開始するには、[クライアント上で実行] をクリックします。

テストランナーが画面の端に表示されます。テストランナーは、アプリケーションを操作している間、その場所に表示されています。
テストを後で簡単に繰り返すことができるように、操作の記録を作成します。
テストの手順に従います。成功または失敗として各ステップをマークします。ステップが失敗した場合は、失敗の原因について説明するコメントを追加します。スクリーンショットを添付することもできます。

他の作業を行う必要がある場合は、テストを一時停止します。電子メールまたはパスワードは記録に含めないようにします。
問題が見つかった場合は、バグを作成します。
バグに名前を付け、エラーについて説明します。

修正するユーザーがわかっている場合は、そのバグを割り当てることができます。
テストを終了し、結果を保存します。

これで、結果が TFS に格納されました。