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about_Language_Keywords

トピック
    about_Language_Keywords

簡易説明
    Windows PowerShell スクリプト言語のキーワードについて説明します。


詳細説明
    Windows PowerShell は、次の言語のキーワードを備えています。詳細については、キーワードのトピ
    ックおよび表の後の情報を参照してください。


        キーワード         参照
        -------            ---------
        Begin              about_Functions, about_Functions_Advanced
        Break              about_Break, about_Trap
        Catch              about_Try_Catch_Finally
        Continue           about_Continue, about_Trap
        Data               about_Data_Sections
        Do                 about_Do, about_While 
        Dynamicparam       about_Functions_Advanced_Parameters
        Else               about_If 
        Elseif             about_If 
        End                about_Functions, about_Functions_Advanced_Methods
        Exit               このトピックで説明します。
        Filter             about_Functions
        Finally            about_Try_Catch_Finally
        For                about_For
        Foreach            about_Foreach
        From               今後の使用のために予約されています。
        Function           about_Functions, about_Functions_Advanced
        If                 about_If
        In                 about_Foreach
        Param              about_Functions
        Process            about_Functions, about_Functions_Advanced
        Return             about_Return
        Switch             about_Switch
        Throw              about_Throw, about_Functions_Advanced_Methods
        Trap               about_Trap, about_Break, about_Try_Catch_Finally
        Try                about_Try_Catch_Finally
        Until              about_Do
        While              about_While, about_Do

  言語のキーワード

      Begin
      -----

      関数の本体の一部分を、Dynamicparam、Process、および End キーワードと共に指定します。
      Begin ステートメント リストは、パイプラインからオブジェクトを受け取る前に 1 回実行されます。

      構文:

          function <name> {
              dynamicparam {<statement list>}
              begin {<statement list>}
              process {<statement list>}
              end {<statement list>}
          }

      Break
      -----

      ループが終了します。

      構文:

          while (<condition>) {
              <statements>
                   ...
              break
                   ...
              <statements>
          }

      Catch
      -----

      セットになっている Try ステートメント リストでエラーが発生した場合に実行するステートメ
      ント リストを指定します。エラーの型は角かっこで囲んで指定する必要があります。2 番目の角か
      っこペアは、エラーの型が省略可能であることを示しています。

      構文:
      
          try {<statement list>}
          catch [[<error type>]] {<statement list>}

      Continue
      --------

      スクリプトがループの実行を停止し、条件に戻ります。条件が満たされると、スクリプトはループを再開します。

      構文:

          while (<condition>) {
              <statements>
                  ...
              continue
                  ...
              <statements>
          }

      Data
      ---- 

      スクリプトで、データとスクリプト ロジックを分離するセクションを定義します。If ステートメ
      ントおよび限られたいくつかのコマンドを含めることができます。

      構文:

      data <variable> [-supportedCommand <cmdlet-name>] {<permitted content>}

      Do
      --

      While キーワードまたは Until キーワードと共にループ構文として使用します。While を使用
      するループとは異なり、ステートメント リストは少なくとも 1 回実行されます。

      構文:

          do {<statement list>} while (<condition>)

          do {<statement list>} until (<condition>)

      Dynamicparam
      ------------

      関数の本体の一部分を、Begin、Process、および End キーワードと共に指定します。動的パラ
      メーターは実行時に追加されます。

      構文:

          function <name> {
              dynamicparam {<statement list>}
              begin {<statement list>}
              process {<statement list>}
              end {<statement list>}
          }

      Else
      ----

      既定のステートメント リストを指定するために、If キーワードと共に使用します。

      構文:

          if (<condition>) {<statement list>}
          else {<statement list>}

      Elseif
      ------

      追加の条件を指定するために、If および Else キーワードと共に使用します。Else キーワードは
      省略可能です。

      構文:

          if (<condition>) {<statement list>}
          elseif (<condition>) {<statement list>}
          else {<statement list>}

      End
      ---

      関数の本体の一部分を、Dynamicparam、Begin、および End キーワードと共に指定します。
      End ステートメント リストは、パイプラインからすべてのオブジェクトを受け取った後、
      1 回実行されます。

      構文:

          function <name> {
              dynamicparam {<statement list>}
              begin {<statement list>}
              process {<statement list>}
              end {<statement list>}
          }

      Exit
      ----

      スクリプトまたは Windows PowerShell インスタンスが終了します。

      構文:

          exit

      Filter
      ------

      入力オブジェクトごとにステートメント リストが 1 回実行される関数を指定します。Process ブ
      ロックを 1 つのみ持つ関数と同じ効果になります。

      構文:

          filter <name> {<statement list>}

      Finally
      -------

      Try および Catch に関連付けられているステートメントの後に実行されるステートメント リス
      トを定義します。Ctrl + C キーを押してスクリプト終了する場合でも、またはスクリプトで 
      Exit キーワードを使用する場合でも、Finally ステートメント リストは実行されます。

      構文:

          try {<statement list>}
          catch [<error type>] {<statement list>}
          finally {<statement list>}

      For
      ---

      条件を使用してループを定義します。

      構文:

          for (<initialize>; <condition>; <iterate>) {<statement list>}

      Foreach
      -------
      
      コレクションの各メンバーを使用してループを定義します。

      構文:

          foreach (<item> in <collection>){<statement list>}

      From
      -----

      今後の使用のために予約されています。

      Function
      --------

      再利用可能なコードの名前付きステートメント リストを作成します。関数が属するスコープの名
      前を指定することができます。また、Param キーワードを使用すると、1 つ以上の名前付きパラメ
      ーターを指定できます。関数のステートメント リストには、Dynamicparam、Begin、Process、およ
      び End ステートメント リストを含めることができます。

      構文:

           function [<scope:>]<name> { 
              param ([type]<$pname1> [, [type]<$pname2>])
              dynamicparam {<statement list>}
              begin {<statement list>}
              process {<statement list>}
              end {<statement list>}
          }

      関数名の後のステートメント リストの外側で、1 つ以上のパラメーターを定義することもできます。

      構文:

          function [<scope:>]<name> [([type]<$pname1>, [[type]<$pname2>])] { 
              dynamicparam {<statement list>}
              begin {<statement list>}
              process {<statement list>}
              end {<statement list>}
          }

      If
      --

      条件を定義します。

      構文:

          if (<condition>) {<statement list>}

      In
      --

      コレクションの各メンバーを使用するループを作成するために、Foreach ステートメントで使用
      します。

      構文:

          foreach (<item> in <collection>){<statement list>}

      Param
      -----

      関数にパラメーターを定義します。

      構文:

          function [<scope:>]<name> {
              param ([type]<$pname1>[, [[type]<$pname2>]])
              <statement list>
          }

      Process
      -------

      関数の本体の一部分を、Dynamicparam、Begin、および End キーワードと共に指定します。
      Process ステートメント リストがパイプラインから入力を受け取ると、パイプラインからの要素
      ごとに Process ステートメント リストは 1 回実行されます。パイプラインがオブジェクトを提
      供しない場合は、Process ステートメント リストは実行されません。コマンドがパイプラインの最初
      のコマンドである場合は、Process ステートメント リストは 1 回実行されます。

      構文:

          function <name> {
              dynamicparam {<statement list>}
              begin {<statement list>}
              process {<statement list>}
              end {<statement list>}
          }


      Return
      ------

      制御がスクリプトや関数など現在のスコープから外に移動し、省略可能な式が出力に書き込まれます。

      構文:

          return [<expression>]

      Switch
      ------

      パイプラインまたはファイルからの項目に実行するさまざまなアクションを指定します。
      次のいずれかの構文モデルを使用することができます。

      構文 1:

          switch [-regex|-wildcard|-exact][-casesensitive] ( pipeline )
    
          { 
              <string>|<number>|<variable>|{ <expression> } {<statement list>}
              <string>|<number>|<variable>|{ <expression> } {<statement list>}
                    ...
              default {<statement list>}
          }


      構文 2:

          switch [-regex|-wildcard|-exact][-casesensitive] -file filename
          { 
              <string>|<number>|<variable>|{ <expression> } {<statement list>}
              <string>|<number>|<variable>|{ <expression> } {<statement list>}
                    ...
              default {<statement list>}
          }


      Throw
      -----

      オブジェクトをエラーとしてスローします。

      構文:

          throw [<object>]

      Trap
      ----

      エラーが発生した場合に実行するステートメント リストを定義します。エラーの型は角かっこで
      囲んで指定する必要があります。2 番目の角かっこペアは、エラーの型が省略可能であることを示し
      ています。

      構文:

          trap [[<error type>]] {<statement list>}

      Try
      ---

      ステートメントの実行中にエラーが発生したかどうかを確認するステートメント リストを定義し
      ます。エラーが発生しても、Catch または Finally ステートメントでは処理は続行されます。エ
      ラーの型は角かっこで囲んで指定する必要があります。2 番目の角かっこペアは、エラーの型が省略
      可能であることを示しています。

      構文:

          try {<statement list>}
          catch [[<error type]] {<statement list>}
          finally {<statement list>}

      Until
      -----

      Do ステートメントで、ステートメント リストを 1 回以上実行するループ構文として使用します。

      構文:

          do {<statement list>} until (<condition>)

      While
      -----

      Do ステートメントで、ステートメント リストを 1 回以上実行するループ構文として使用します。

      構文:

          do {<statement list>} while (<condition>)

関連項目
     about_escape_characters
     about_special_characters
     about_wildcards