about_Join
トピック
about_join
簡易説明
複数の文字列を 1 つの文字列に結合する結合演算子 (-join) の使用方法について説明します。
詳細説明
結合演算子は、複数の文字列を 1 つの文字列に結合します。文字列は、コマンドに指定した順序で、
結果の文字列に付加されます。
構文
次は、結合演算子の構文を示しています。
-Join <String[]>
<String[]> -Join <Delimiter>
パラメーター
String[]
結合する 1 つ以上の文字列を指定します。
Delimiter
結合文字列の間に 1 つ以上の文字を指定します。
既定は区切り文字なし ("") です。
注釈
単項結合演算子 (-join <string[]>) には、コンマよりも高い優先度が与えられています。
このため、文字列のコンマ区切り一覧を単項結合演算子に渡した場合、結合演算子に渡されるのは
最初 (1 番目のコンマの前) の文字列のみになります。
単項結合演算子を使用するには、文字列を丸かっこで囲むか、または文字列を変数に格納して変数
を join に渡します。
次にその例を示します。
-join "a", "b", "c"
a
b
c
-join ("a", "b", "c")
abc
$z = "a", "b", "c"
-join $z
abc
例
次のステートメントは、3 つの文字列を結合します。
-join ("Windows", "PowerShell", "2.0")
WindowsPowerShell2.0
次のステートメントは、スペースで区切られた 3 つの文字列を結合します。
"Windows", "PowerShell", "2.0" -join " "
Windows PowerShell 2.0
次のステートメントは、複数の区切り文字を使用して 3 つの文字列を結合します。
$a = "WIND", "SP", "ERSHELL"
$a -join "OW"
WINDOWSPOWERSHELL
次のステートメントは、here-string 内の行を 1 つの文字列に結合します。here-string は
1 つの文字列であるため、here-string 内の行は、結合する前に分割する必要があります。この
方法を使用すると、here-string に保存されていた XML ファイル内の文字列を再結合することができ
ます。
$a = @'
a
b
c
'@
(-split $a) -join " "
a b c
関連項目
about_Operators
about_Comparison_Operators
about_Split