about_Ref
トピック
about_Ref
簡易説明
参照型変数を作成および使用する方法について説明します。
詳細説明
参照型変数を使用すると、メソッドが、それ自体に渡された変数の値を変更できるようになります。
オブジェクトに [ref] 型が関連付けられている場合、そのオブジェクトへの参照情報が返されます。メソッドで参照情
報を使用するとき、メソッドはそれ自体に渡されたオブジェクトを参照できます。メソッド内でオブジ
ェクトが変更されると、呼び出し元のメソッドに制御が戻されたときに、変数値の変更としてその内容
が提示されます。
参照を使用するには、パラメーターが参照変数であることが条件となります。参照変数でない場合は、
InvalidArgument 例外がスローされます。
メソッドの呼び出しで指定するパラメーターは、メソッドが要求する型と一致している必要があります。
例:
PS> function swap([ref]$a,[ref]$b)
>> {
>> $a.value,$b.value = $b.value,$a.value
>> }
PS> $a = 1
PS> $b = 10
PS> $a,$b
1
10
PS> swap ([ref]$a) ([ref]$b)
PS> $a,$b
10
1
PS C:\ps-test> function double
>> {
>> param ([ref]$x) $x.value = $x.value * 2
>> }
PS C:> $number = 8
PS C:> $number
8
PS C> double ([ref]$number)
PS C> $number
16
この変数は、参照変数であることが条件となります。
PS C:\ps-test> double $number
double: 引数には参照型を指定する必要があります。
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+ double <<<< $number
関連項目
about_Variables
about_Environment_Variables
about_Functions
about_Script_Blocks