about_History
トピック
about_History
簡易説明
コマンド履歴のコマンドを取得および実行する方法について説明します。
詳細説明
コマンド プロンプトでコマンドを入力すると、コマンドはコマンド履歴に保存されます。履歴の中の
コマンドは、作業の記録として使用できます。また、コマンド履歴からコマンドを呼び出して実行する
こともできます。
履歴コマンドレット
Windows PowerShell は、コマンド履歴を管理するコマンドレットのセットを備えています。
コマンドレット (エイリアス) 説明
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Get-History (h) コマンド履歴を取得します。
Invoke-History (r) コマンド履歴内のコマンドを実行します。
Add-History コマンド履歴にコマンドを追加します。
Clear-History (clh) コマンド履歴からコマンドを削除します。
履歴を管理するためのキーボード ショートカット
Windows PowerShell コンソールでは、次のショートカットを使用してコマンド履歴を管理でき
ます。
その他のホスト アプリケーションについては、製品ドキュメントを参照してください。
使用するキー 実行できるアクション
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上方向キー 前のコマンドを表示します。
下方向キー 次のコマンドを表示します。
F7 コマンド履歴を表示します。
履歴を非表示にするには、
Esc キーを押します。
F8 コマンドを検索します。
1 つ以上の文字を入力し、
F8 キーを押します。
次のインスタンスを検索す
るには、再度 F8 キーを押します。
F9 履歴 ID でコマンドを検索します。
履歴 ID を入力し、F9 キーを押します。
ID を検索するには、F7 キーを押します。
MaximumHistoryCount
$MaximumHistoryCount 設定変数によって、コマンド履歴に保存できるコマンドの最大数が決
まります。既定値は 64 です。したがって、最新の 64 個のコマンドが保存されますが、
この変数の値は変更できます。
たとえば、次のコマンドでは、$MaximumHistoryCount を 100 コマンドに増やしています。
$MaximumHistoryCount = 100
設定を適用するには、Windows PowerShell を再起動します。
すべての Windows PowerShell セッションに新しい変数値を保存するには、代入ステートメントを
Windows PowerShell プロファイルに追加します。
詳細については、「about_Profiles」を参照してください。
履歴内のコマンドの順序
コマンドが履歴に追加されるのは、コマンドが入力されたときではなく、コマンドの実行が完了
したときです。コマンドの完了までに時間がかかる場合、または入れ子になったプロンプトで
コマンドが実行されている場合、コマンドが履歴に正しくない順序で記録されることがあります
(入れ子になったプロンプトで実行されているコマンドは、プロンプト レベルを抜け出すときに完了します)。
関連項目
about_Line_Editing
about_Variables
about_Preference_Variables