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about_Logical_Operators

トピック
    about_Logical_Operators

簡易説明
    Windows PowerShell でステートメントとステートメントを結び付ける演算子について説明します。


詳細説明
    Windows PowerShell の論理演算子は式とステートメントを結び付けるので、1 つの式を使用して複数
    の条件をテストすることができます。


    たとえば、次のステートメントは、and 演算子と or 演算子を使用して 3 つの条件ステートメントを
    結び付けます。このステートメントが True になるのは、$a の値が $b の値を超え、$a または $b が 
    20 未満の場合のみです。


        ($a -gt $b) -and (($a -lt 20) -or ($b -lt 20))

 
    Windows PowerShell は、次の論理演算子をサポートしています。
 

        演算子    説明                             例
        --------  ------------------------------   -------------------------
        -and      論理積。両方のステートメントが   (1 -eq 1) - and (1 -eq 2)
                  True の場合にのみ True にな      False
                  ります。
 
        -or       論理和。いずれかのステートメン   (1 -eq 1) -or (1 -eq 2)
                  トまたは両方のステートメントが   True
                  True の場合に True になります。

        -xor      排他的論理和。一方のステートメ   (1 -eq 1) -xor (2 -eq 2)
                  ントが True で、もう一方のステ   False
                  ートメントが False の場合にのみ 
                  True になります。
 
        -not      論理否定。後に続くステートメン   -not (1 -eq 1)
                  トを否定します。                 False
       
        !         論理否定。後に続くステートメン   !(1 -eq 1)
                  トを否定します (-not と同        False
                  じです)。
 
 
    注: 上の例では、一致比較演算子 (-eq) も使用しています。詳細については、
        「about_Comparison_Operators」を参照してください。この例では、整数
         のブール値も使用しています。整数 0 は、False という値を示します。
         他のすべての整数は、True という値を示します。
 

    論理演算子の構文は次のとおりです。


        <statement> {-AND | -OR | -XOR} <statement>
        {! | -NOT} <statement>
 

    論理演算子を使用するステートメントは、ブール値 (True または False) を返します。


    Windows PowerShell の論理演算子は、ステートメントの真の値を求めるのに必要なステートメン
    トのみを評価します。and 演算子を含んでいるステートメントの左のオペランドが False の場合、
    右のオペランドは評価されません。or 演算子を含んでいるステートメントの左のオペランドが True 
    の場合、右のオペランドは評価されません。そのため、これらのステートメントは、If ステートメン
    トを使用する場合と同じ方法で使用できます。


関連項目
    about_Operators
    Compare-Object
    about_Comparison_operators
    about_If