Microsoft テスト マネージャーでのテスト ケースの自動化

テスト ケースを自動化するには、そのテスト ケースを、コード化されたテスト メソッドにリンクします。 テスト ケースには、任意の単体テスト、コード化された UI テスト、または汎用テストをリンクできます。 テスト ケースで記述されているテストを実行するテスト メソッドをリンクする必要があります。 通常、これは統合テストです。

自動化された手動テストの結果は、まとめて表示されます。 テスト ケースがバックログ項目、ストーリー、またはその他の条件にリンクしている場合は、要件ごとにテスト結果を確認できます。

1. テスト メソッドへのテスト ケースのリンク

   • テスト メソッドへの 1 つのテスト ケースのリンク

   • テスト メソッドのアセンブリからのテスト ケースの作成

2. ビルドを使用するテスト計画の設定

3. テストを実行するためのラボ環境と設定の作成

4. 自動テストを実行する

5. テスト結果の表示と分析

テスト メソッドへのテスト ケースのリンク

リンクを 1 つずつ作成するか、テスト クラスのアセンブリからテスト ケースを生成できます。

テスト メソッドへの 1 つのテスト ケースのリンク

1. Visual Studio を使用して、テスト メソッドを作成または選択します。 これは通常のテスト メソッド、コード化された UI テスト、順序指定テスト、または汎用テスト メソッドのいずれかになります。

   Team Foundation Server にメソッドをチェックインします。

   ソリューションは Visual Studio で開いたままにします。

2. Visual Studio でテスト ケースを開きます。

   

3. テスト メソッドをテスト ケースに関連付けます。

   

   後で関連付けを変更または削除する場合は、[関連付けの削除] を選択します。

また、テスト ケースにロード テストまたは Web テストをリンクすることはお勧めしません。

テスト メソッドのアセンブリからのテスト ケースの作成

1. 開発者コマンド プロンプトを開いて、ディレクトリを Visual Studio ソリューションの出力ディレクトリに変更します。

   cd MySolution\MyProject\bin\Debug

2. 次のソリューションからすべてのテスト メソッドをインポートします。

   **tcm testcase /collection:**CollectionUrl **/teamproject:**MyProject /import /storage:MyAssembly.dll /category:"MyIntegrationTestCategory"

   category パラメーターは省略可能ですが、使用することをお勧めします。 統合またはシステム テストからのみテスト ケースを作成します。これをマークするには、[TestCategory ("category")] 属性を使用します。

3. Team Web Access または Microsoft Test Manager のテストのハブで、[既存を追加] を使用して、テスト ケースをテスト スイートに追加します。

ビルドを使用するテスト計画の設定

テスト メソッドを検索できるようにビルドの場所を指定します。

1. Microsoft Test Manager で、[テスト センター]、[計画]、[プロパティ] の順に選択します。

2. [ビルド] で、[ビルドのフィルター] を設定します。 選択するビルドのビルドの定義と品質の属性を設定できます。

3. [変更] をクリックして、ビルドをテスト計画に割り当てます。 現在のビルドを、採用する予定のビルドと比較できます。 関連付けられた項目の一覧に、ビルド間での作業項目の変更内容が表示されます。 これにより、この計画のテスト用に採用して使用する最新のビルドを割り当てることができます。 詳細については、「前回のビルド以降に実行された変更の特定」を参照してください。

• Team Foundation ビルドを使用せずに、アプリケーションとテストをビルドします。自動化されたラボ テストを実行するにはどうすればよいですか。
  アセンブリが共有されている場所のみを含むビルド定義を作成します。 次に、開発者コマンド プロンプトから、このビルドの偽のインスタンスを作成します。

  TfsCreateBuild.exe /collection:http://tfsservername:8080/tfs/collectionname /project: projectname /builddefinition:"MyBuildDefinition" /buildnumber:"FakeBuild_1.0"

  テスト計画でビルド定義を指定します。

テストを実行するためのラボ環境と設定の作成

Microsoft Test Manager を使用して自動テストを実行するには、ラボ環境を使用する必要があります。 この環境には、テストで使用するクライアントとサーバーの各コンピューターにロールが必要です (手動テスト用のラボ環境を使用している場合、自動テストには、クライアント ロール用のコンピューターが必要であることに注意してください)。

1. 標準的なラボ環境または SCVMM のラボ環境を作成または選択します。

   新しい環境を作成した場合は、ロールごとにコンピューターを選択します。

   

   コード化された UI テストを実行する場合は、ウィザードの [詳細設定] ページでそのテストを構成します。 これにより、ユーザーとして実行するようにテスト エージェントが設定されます。 エージェントを実行するユーザー名を指定する必要があります。

   テスト コントローラーによって使用されるラボ サービス アカウントとは異なるユーザー アカウントを使用することをお勧めします。

   

2. 自動テストの環境を使用するようにテスト計画を設定します。

   

3. テスト コンピューターから基本診断データ以外の情報を収集する場合は、テスト設定ファイルを作成します。

   

   テストの設定ウィザードで、コンピューターごとに収集するデータを選択します。

   

自動テストの実行

手動テストと同じ方法で自動テストを開始します。

Microsoft Test Manager で、[テスト センター]、[テスト] の順に選択します。 次に、テスト スイートまたは個別のテストを選択し、[実行] をクリックします。

別の環境または別のテストの設定でテストを実行する場合は、[オプションを指定して実行] をクリックします。

自動テストを手動で実行する場合は、[オプションを指定して実行] をクリックします。

複数のビルド構成がある場合は、自動テストを実行するテスト アセンブリが、ビルド格納フォルダーのルート ディレクトリから再帰的に検索されます。 自動テストの実行時にどのアセンブリが選択されるかが重要な場合は、[オプションを指定して実行] を使用してビルド構成を指定する必要があります。

テスト結果の表示と更新

1. Microsoft Test Manager で、[テスト センター]、[テスト]、[テストの実行を分析] の順に選択します。

2. テストの実行をダブルクリックして開き、詳細を表示します。 次の操作を行うことができます。

   • テストの実行のタイトルを更新して結果を反映させる。

   • テストが失敗した場合は、[解決策] を選択して理由を表示する。

   • コメントを追加する。

   • 個別のテストの詳細を表示する。

   • バグを作成する。

Q & A

• Q: テスト ケースの手動実行からテスト メソッドを生成できますか。
  A: できます。 UI オートメーションを使用してコードをテストする

• Q: ラボ環境へのコードの配置を自動化できますか。
  はい。 自動ビルド、配置、およびテストのワークフロー

• Q: 別のデータで自動テストを繰り返し実行する必要があります。テスト ケースで使用した手動バージョンと同じテスト パラメーターを使用できますか。
  A: 異なるデータで自動テストを繰り返し実行するには、それをテスト メソッドのコードに書き込みます。

  テスト パラメーターは、手動バージョンのテストでのみ使用されます。 自動テスト コードには表示されません。