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エントリ ポイント (F#)

このトピックでは、エントリ ポイントを F# プログラムに設定する方法について説明します。

[<EntryPoint>]
let-function-binding

解説

前の構文の let-function-binding は、let 束縛の関数の定義です。

実行可能ファイルとしてコンパイルされるプログラムのエントリ ポイントとは、プログラムの実行を開始する場所のことです。 F# アプリケーションのエントリ ポイントを指定するには、EntryPoint 属性をプログラムの main 関数に適用します。 この関数 (let 束縛を使用して作成) は、最後にコンパイルされるファイルの最後の関数である必要があります。 最後にコンパイルされるファイルは、プロジェクトの最後のファイル、またはコマンド ラインに渡される最後のファイルです。

エントリ ポイント関数の型は string array -> int です。 コマンド ラインで指定した引数は、文字列の配列で main 関数に渡されます。 この配列の最初の要素は最初の引数であり、他の一部の言語の場合と同様に、実行可能ファイルの名前は配列に含まれません。 戻り値は、プロセスの終了コードとして使用されます。 通常は、0 は成功を、0 以外の値はエラーを意味します。 0 以外のリターン コードについて、特定の意味を表す規則はありません。リターン コードの意味はアプリケーション固有です。

簡単な main 関数の例を次に示します。

[<EntryPoint>]
let main args =
    printfn "Arguments passed to function : %A" args
    // Return 0. This indicates success.
    0

このコードをコマンド ラインで EntryPoint.exe 1 2 3 と指定して実行すると、出力は次のようになります。

Arguments passed to function : [|"1"; "2"; "3"|]

暗黙のエントリ ポイント

エントリ ポイントを明示的に示す EntryPoint 属性がプログラムにない場合、コンパイルされる最後のファイルのトップレベルの束縛が、エントリ ポイントとして使用されます。

参照

関連項目

関数 (F#)

let 束縛 (F#)