グラフ コントロールでのカスタム プロパティ
グラフ コントロールの各グラフの種類には、カスタム プロパティが含まれます。カスタム プロパティを使用すると、グラフの外観をカスタマイズできます。カスタム プロパティを実装するには、Series オブジェクトとその関連する DataPoint オブジェクトの両方の CustomProperties プロパティを使用します。
注意
各カスタム プロパティは、特定のグラフの種類に適用されます。
グラフ コントロールのカスタム プロパティには次の特性があります。
グラフの種類に応じて、適用できるカスタム プロパティをグラフの Series オブジェクト、その関連する DataPoint オブジェクト、または両方のオブジェクトに設定できます。グラフの Series オブジェクトと DataPoint オブジェクトの両方にカスタム プロパティを適用できる場合、系列に設定されたすべてのカスタム プロパティは、その系列に含まれるすべてのデータ ポイントにも適用されます。
DataPoint オブジェクトに適用されるカスタム プロパティは、Series オブジェクトに適用されるカスタム プロパティよりも優先されます。Series オブジェクトとその DataPoint オブジェクトの 1 つに同じカスタム プロパティを設定した場合、DataPoint オブジェクトの設定の方が優先されます。
カスタム プロパティ名の大文字と小文字は区別されます。
カスタム プロパティ値は文字列です。
カスタム プロパティの値にコンマが含まれる場合、各コンマの前に "\" 文字を付けてエスケープする必要があります。
例を含め、各カスタム プロパティの詳細については、「カスタム プロパティ一覧」を参照してください。
カスタム プロパティへのアクセス
カスタム プロパティは、Visual Studio のプロパティ ウィンドウでは表示されません。プログラムでアクセスするために、CustomProperties プロパティを指定する必要はありません。単に Series オブジェクトまたは DataPoint オブジェクトにインデクサーを追加し、インデックスとしてカスタム プロパティの名前を使用して特定の名前/値のペアを取得および設定します。このメソッドを使用すると、特定のカスタム プロパティにのみアクセスできます。
Series オブジェクトおよび DataPoint オブジェクトには、カスタム プロパティにアクセスできる他のメソッドが用意されています。たとえば、IsCustomPropertySet、SetCustomProperty、SetCustomProperty、DeleteCustomProperty などです。
次のコードでは、円グラフの DataPoint オブジェクトで Exploded カスタム プロパティにアクセスし、True に設定し、その値をチェックします。
' Explode the first pie slice
Chart1.Series("Default").Points(0)("Exploded") = "True"
…
' Check if the the first pie slice is still exploded
If Chart1.Series("Default").Points(0)("Exploded") = "True"
' Do something
End If
// Explode the first pie slice
Chart1.Series["Default"].Points[0]["Exploded"] = "True"
…
// Check if the the first pie slice is still exploded
if (Chart1.Series["Default"].Points[0]["Exploded"] == "True")
{
//Do something
}
参照
関連項目
System.Windows.Forms.DataVisualization.Charting
System.Web.UI.DataVisualization.Charting