TFS のアップグレード要件

ここに示されている必要条件を確認し、サーバーのアップグレード パスを選択します。 次に示す以前のリリースのいずれからもアップグレードができます。

  • Team Foundation Server 2013 RTM ¹

  • Team Foundation Server 2012 更新プログラム 4 (TFS 2012.4)、TFS 2012.3、TFS 2012.2、TFS 2012.1 または TFS 2012 のリリース

  • Team Foundation Server 2010 (Service Pack 1 適用済みまたは適用なし)

¹ Visual Studio 2013 とは異なり、TFS 2013 の更新プログラム 1 はありません。 TFS 2013 の最初の更新は、更新プログラム 2 です。

ヒント

TFS 2008 からアップグレードする必要がありますか?まず、TFS 2012 にアップグレードする必要があります: TFS 2012 の ISO を利用して、TFS 2008 に対する TFS 2013 へのアップグレードのインストールを準備します。

新しい必要条件

SQL Server: アップグレードを開始する前に、SQL Server をアップグレードし、新しい Team Foundation Server の要件を満たすことが必要になる場合があります。 SQL Server 2008 R2 はサポート対象から除外されました。 SQL Server 2012 SP1 はサポートされます。 詳細については、「Team Foundation Server 用の SQL Server の要件」を参照してください。

ヒント

SQL Server 2012 SP1 を使用している場合は、リソース消費に関する SQL Server の致命的なバグに対処するため、SP1 用の累積的な更新プログラム 2 も適用することをお勧めします。バグは少数のインスタンスだけに影響するため、ハード要件ではありませんが、注意が必要です。CU2 を適用しない場合、SQL Server 2012 SP1 によって何度も再起動を求められるという、別の問題が発生します。この問題に対処するには、SQL Server の修正プログラムを適用する必要があります (KB2793634)。

SharePoint 製品: ポータル サーバーがある場合は、SharePoint 統合の使用を続けるためにアップグレードする必要があります。 Windows SharePoint Services 3.0 および Microsoft Office SharePoint Server 2007 はサポート対象から除外されました。 「Team Foundation Server 用の SharePoint 製品の要件」を参照してください。

ヒント

サポートされているバージョンに SharePoint をアップグレードする必要がありますか?「Office SharePoint Server 2007 または Windows SharePoint Services 3.0 から SharePoint Server 2013 または SharePoint Foundation 2013 にアップグレードするには」を参照してください。

アップグレード中のレポート機能または SharePoint の省略について

レポート機能または SharePoint をインストールしない場合は配置が簡単ですが、これはお勧めしません。 アップグレードの構成がプロジェクトをポータルおよびレポート機能に自動的にリンクするため、アップグレード中は、この 2 つの機能を保持してください。 アップグレード後にポータルまたはレポート機能を追加する場合、アップグレードされたすべてのプロジェクトとポータルの間にリンクを作成するのは容易ではありません。

ヒント

Team Foundation Server は、アップグレード時の言語の変更をサポートしていません。アップグレード時には、オペレーティング システムと Team Foundation Server のロケールを維持する必要があります。詳細については、「Team Foundation Server の言語要件」を参照してください。

次の手順: サーバーのアップグレード パスを選択する

基本インストールを使用しているかどうかに応じて、手順は変わります。また、同じハードウェアを使用するか (標準的なアップグレード)、新しいコンピューターに移行するか (高度なアップグレード) によっても手順が変わります。 以下のパスからいずれか 1 つを選択してください。

TFS サーバー アップグレードの選択肢

頻度の低いアップグレード タスク

Team Foundation Server の評価版を使用していない場合、Team Foundation Server ファームを使用していない場合、チーム内で Project Server を使用していない場合には、このセクションを省略してかまいません。

Team Foundation Server の評価版からのアップグレード

Team Foundation Server の評価版を使用しており、評価期間が終了したか、製品版にアップグレードする場合には、評価版から製品版にアップグレードするためにプロダクト キーの情報を変更する必要があります。 詳細については、「Team Foundation Server のプロダクト キーの検索または変更」を参照してください。

Release Management for Visual Studio 2013 の評価版からのアップグレード

Release Management for Visual Studio 2013 には 3 つのコンポーネント (サーバー、クライアント、配置エージェント) があり、配置全体ですべてのコンポーネントの同じバージョンを使用する必要があります。 Release Management Server for Team Foundation Server 2013 の評価版をインストールしていて、完全版にアップグレードする場合は、リリース管理を始める前に、3 種類のコンポーネントをすべてアップグレードしてください。 完全版をインストールするには、Release Management の評価版をアンインストールする必要があります。

詳細については、「Install Release Management」を参照してください。

Team Foundation Server アプリケーション層ファームのアップグレード

スケールアウトされた配置の TFS のアプリケーション層をアップグレードする場合、アップグレードする製品の現在のバージョンに基づいて、次の手順のうち 1 つが必要あります。

  • TFS ファームが TFS 2010 の場合: 各アプリケーション層から Team Foundation Server 2010 をアンインストールします。 以前のバージョンのものをすべてアンインストールしたら、アプリケーション層のいずれかに TFS 2012 をインストールして、スタンドアロン配置の場合と同様にアップグレードを実行します。 目的のファームでアプリケーション層を選択します。これは重要ではありません。 アップグレードが完了したら、アプリケーション層の追加ウィザードを使用して残りのアプリケーション層に Team Foundation Server 2012 をインストールします。 これによって、ファームが再構成され、ファームのアップグレードが完了します。

  • TFS ファームが TFS 2012 または TFS 2013 の場合: ファーム内のすべてのアプリケーション層を休止します。 以前のバージョンをすべて休止した後、アプリケーション層のいずれかに TFS 2013 をインストールして (以前のバージョンの TFS のアンインストールは不要)、スタンドアロン配置の場合と同様にアップグレードを実行します。 目的のファームでアプリケーション層を選択します。これは重要ではありません。 アップグレードが完了したら、アプリケーション層の追加ウィザードを使用して残りのアプリケーション層に Team Foundation Server 2013 をインストールします (以前のバージョンの TFS のアンインストールは不要)。 これによって、ファームが再構成され、ファームのアップグレードが完了します。

詳細については、「方法: Team Foundation Server ファームを作成する (高可用性)」を参照してください。

Project Server 用の TFS 拡張機能のアップグレード

Project Server と TFS 配置を統合し、TFS をアップグレードする場合、チーム プロジェクトの作業がこれまでと同様に継続する必要がありますが、Project Server 用の新しい TFS 拡張機能をインストールするまで、新しい機能にアクセスできません。 Project Server から古い拡張機能をアンインストールし、これまで古い拡張機能がインストールされていたすべてのサーバーに拡張機能の最新バージョンをインストールする必要があります。 Project Server 用に使用する拡張機能のバージョンは、実行している Team Foundation Server のバージョンと常に一致する必要があります。 詳細については、「方法: Project Server を Team Foundation Server に追加する」を参照してください。