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/PDBALTPATH (別の PDB パスを使用)

/PDBALTPATH:pdb_file_name

解説

それぞれの文字について以下に説明します。

  • pdb_file_name
    .pdb ファイルのパスとファイル名です。

解説

このオプションを使って、コンパイルされたバイナリ ファイルにプログラム データベース (.pdb) ファイルの別の場所を提供します。 通常、リンカーは作成するバイナリの中に .pdb ファイルの場所を記録します。 このオプションを使って .pdb ファイルに異なるパスとファイル名を提供できます。 /PDBALTPATH で提供される情報は、実際の .pdb ファイルの場所や名前を変更するわけではなく、リンカーがバイナリ ファイルに書き込む情報を変更します。 これにより、ビルド コンピューターのファイル構造とは独立したパスを提供できます。 このオプションの 2 つの一般的な使用方法は、ネットワーク パスまたはパス情報のないファイルを提供することです。

pdb_file_name の値は、任意の文字列、環境変数、または %_PDB% にすることができます。 リンカーは %SystemRoot% などの環境変数をその値に拡張します。 リンカーは環境変数 %_PDB% および %_EXT% を定義します。 %_PDB% は実際の .pdb ファイルのファイル名にパス情報がないまま拡張し、%_EXT% は生成された実行ファイルの拡張子です。

参照

関連項目

DUMPBIN オプション

/PDBPATH