Share via


オブジェクト ビュー

オブジェクト ビューには、ターゲット プログラムによって作成された Direct3D オブジェクトが表示されます。このビューを使用して、簡単にオブジェクトを検索したり、開いたりすることができます。

Bb173102.dxsdk_pix_window_object(ja-jp,VS.85).png

オブジェクト ビューでは、各オブジェクトが大きいテーブルに、1 行に 1 つずつ表示されます。状態情報を持っているオブジェクト (ステータスが Alive) は、[開く](open) を右クリックして開かれたコンテキスト メニューからビューを選択することによって、詳細ビューに表示できます。

オブジェクト テーブル

オブジェクト ビューには、次のオブジェクト プロパティが表示されます。

列名 説明
アドレス(Address) メモリー内のオブジェクトのアドレス。
タイプ(Type) Direct3D オブジェクトのタイプ。
作成元(Created By) オブジェクトがどのように作成されたかを示します。次のいずれかです。
  • アプリケーション (ターゲット プログラム)
  • D3DX
  • Direct3D
作成 オブジェクトが作成されたときのフレーム番号。
破棄(Destruction) オブジェクトが破棄されたときのフレーム番号。
ステータス Alive または Dead。Alive は、イベントが作成されてから少なくとも 1 つのレンダリング イベントが発生したことを意味します。それ以外の場合は Dead です。オブジェクトの初期ステータスは Dead です。
アプリケーション リファレンス(App Refs) ターゲット プログラムがオブジェクトに対して保持しているリファレンス数。
サイズ(Size) オブジェクトのサイズ (バイト単位)。
プール リソースが作成されたメモリー プール。Direct3D 9 のオブジェクトについては、「D3DPOOL」を参照してください。
使用法 リソースの使用法。Direct3D 9 のオブジェクトについては、「D3DUSAGE」を参照してください。
フォーマット(Format) リソースのデータ フォーマット。Direct3D 9 のオブジェクトについては、「D3DFORMAT」を参照してください。
Width 幅 (ピクセル単位)。
Height 高さ (ピクセル単位)。
Depth 奥行き (ピクセル単位)。
ミップ(Mips) ミップ レベルの数。

テーブル下部のステータス バーには、表示されているオブジェクト数と、オブジェクトの総数が示されます。

Bb173102.dxsdk_pix_reference_object_count(ja-jp,VS.85).png

オブジェクト コントロール

以下のオプションを使用して、テーブルに表示されるデータを構成できます。

  • オブジェクトの表示
  • 列データのソートまたはフィルタリング

オブジェクトの表示

オブジェクトはアクティブな場合のみ選択可能です (オブジェクトのステータス(status) 列に Alive と表示されます)。オブジェクトは、PIX が少なくとも 1 つのフレームをレンダリングしないと、アクティブになりません。すべてのオブジェクトをアクティブにするには、詳細ビューでレンダリング タブをクリックします。

オブジェクトを選択するには、そのオブジェクトを右クリックして、コンテキスト メニューを表示します。

Bb173102.dxsdk_tools_performance_pix_object_properties(ja-jp,VS.85).png

コンテキスト メニューには、静的なプロパティが灰色で表示されます。このメニューには [表示](View) メニューも含まれています。[表示](View) メニューをクリックすると、オブジェクトが詳細ビューで表示されます。また、オブジェクトをダブル クリックして表示することもできます。

列データのソートまたはフィルタリング

それぞれの列の上部 (列名の右) に下向き矢印が配置されています。この矢印ボタンを使用して、列データのフィルタリングとソートを行います。以下は、[作成](Creation) 列の下向き矢印の例です。

Bb173102.dxsdk_tools_performance_pix_object_drop_down(ja-jp,VS.85).png

最初の 2 つのオプションは、ソート オプションです。

  • 昇順にソート(Sort Ascending) - 列データを小さいものから大きなものの順にソートします。
  • 降順にソート(Sort Descending) - 列データを大きなものから小さなものの順にソートします。

その他のエントリは、フィルタリング オプションです。フィルタリング オプションは、列に表示される情報の種類によって異なります。この例では、以下のフィルタリング オプションがあります。

  • (すべて)(All) - フィルタリングしないで、すべてのデータを表示します。
  • アプリケーション(Application) - ターゲット プログラムによって作成されたオブジェクトのみを表示します。
  • Direct3D - Direct3D によって作成されたオブジェクトのみを表示します。
  • D3DX - D3DX によって作成されたオブジェクトのみを表示します。

関連項目

実行ファイル