オブジェクト ビュー
オブジェクト ビューには、ターゲット プログラムによって作成された Direct3D オブジェクトが表示されます。このビューを使用して、簡単にオブジェクトを検索したり、開いたりすることができます。
オブジェクト ビューでは、各オブジェクトが大きいテーブルに、1 行に 1 つずつ表示されます。状態情報を持っているオブジェクト (ステータスが Alive) は、[開く](open) を右クリックして開かれたコンテキスト メニューからビューを選択することによって、詳細ビューに表示できます。
オブジェクト テーブル
オブジェクト ビューには、次のオブジェクト プロパティが表示されます。
列名 | 説明 |
---|---|
アドレス(Address) | メモリー内のオブジェクトのアドレス。 |
タイプ(Type) | Direct3D オブジェクトのタイプ。 |
作成元(Created By) | オブジェクトがどのように作成されたかを示します。次のいずれかです。
|
作成 | オブジェクトが作成されたときのフレーム番号。 |
破棄(Destruction) | オブジェクトが破棄されたときのフレーム番号。 |
ステータス | Alive または Dead。Alive は、イベントが作成されてから少なくとも 1 つのレンダリング イベントが発生したことを意味します。それ以外の場合は Dead です。オブジェクトの初期ステータスは Dead です。 |
アプリケーション リファレンス(App Refs) | ターゲット プログラムがオブジェクトに対して保持しているリファレンス数。 |
サイズ(Size) | オブジェクトのサイズ (バイト単位)。 |
プール | リソースが作成されたメモリー プール。Direct3D 9 のオブジェクトについては、「D3DPOOL」を参照してください。 |
使用法 | リソースの使用法。Direct3D 9 のオブジェクトについては、「D3DUSAGE」を参照してください。 |
フォーマット(Format) | リソースのデータ フォーマット。Direct3D 9 のオブジェクトについては、「D3DFORMAT」を参照してください。 |
Width | 幅 (ピクセル単位)。 |
Height | 高さ (ピクセル単位)。 |
Depth | 奥行き (ピクセル単位)。 |
ミップ(Mips) | ミップ レベルの数。 |
テーブル下部のステータス バーには、表示されているオブジェクト数と、オブジェクトの総数が示されます。
オブジェクト コントロール
以下のオプションを使用して、テーブルに表示されるデータを構成できます。
- オブジェクトの表示
- 列データのソートまたはフィルタリング
オブジェクトの表示
オブジェクトはアクティブな場合のみ選択可能です (オブジェクトのステータス(status) 列に Alive と表示されます)。オブジェクトは、PIX が少なくとも 1 つのフレームをレンダリングしないと、アクティブになりません。すべてのオブジェクトをアクティブにするには、詳細ビューでレンダリング タブをクリックします。
オブジェクトを選択するには、そのオブジェクトを右クリックして、コンテキスト メニューを表示します。
コンテキスト メニューには、静的なプロパティが灰色で表示されます。このメニューには [表示](View) メニューも含まれています。[表示](View) メニューをクリックすると、オブジェクトが詳細ビューで表示されます。また、オブジェクトをダブル クリックして表示することもできます。
列データのソートまたはフィルタリング
それぞれの列の上部 (列名の右) に下向き矢印が配置されています。この矢印ボタンを使用して、列データのフィルタリングとソートを行います。以下は、[作成](Creation) 列の下向き矢印の例です。
最初の 2 つのオプションは、ソート オプションです。
- 昇順にソート(Sort Ascending) - 列データを小さいものから大きなものの順にソートします。
- 降順にソート(Sort Descending) - 列データを大きなものから小さなものの順にソートします。
その他のエントリは、フィルタリング オプションです。フィルタリング オプションは、列に表示される情報の種類によって異なります。この例では、以下のフィルタリング オプションがあります。
- (すべて)(All) - フィルタリングしないで、すべてのデータを表示します。
- アプリケーション(Application) - ターゲット プログラムによって作成されたオブジェクトのみを表示します。
- Direct3D - Direct3D によって作成されたオブジェクトのみを表示します。
- D3DX - D3DX によって作成されたオブジェクトのみを表示します。