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ユーザー ガイド

PIX は、Direct3D アプリケーションの実行中に詳細な情報をキャプチャーします。PIX では、以下の 3 種類のデータをキャプチャーできます。

  1. 選択された実行イベントの定義済みカウンターを使用する各フレームの統計情報。これらのカウンターからは、各フレームにおけるイベントの発生回数 (または場合によってはイベントの期間) がわかりますが、該当するイベントの個々の発生に関する情報は得られません。
  2. アプリケーションによって実行された各 Direct3D 呼び出しのログ (発生日時、関数とやり取りした値、テクスチャー、シェーダー、およびその他の Direct3D オブジェクトのコンテンツなど)。このデータは、シングル フレームのレンダリングでキャプチャーすることもできますし、複数のフレームで連続してキャプチャーすることもできます。
  3. フレームの視覚的な分析または比較に使用するスクリーンショット。

PIX の基本動作モードでは、キャプチャー対象としてこれらのデータ型の 1 つを選択する必要があります。キャプチャーできるのは、一度に 1 つのデータ型だけです。ただし、拡張モードでは、さまざまな組み合わせのデータ型を記録できる複雑なデータ キャプチャーを定義できます。

実行中のアプリケーションに対して PIX がキャプチャーしたデータは、調査・分析したり、PIX インターフェイスを介して後で表示できるように保存したりできます。

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

  • PIX を使用するための準備
    PIX を使用できるように開発システムおよびアプリケーションを準備する方法。PIX の使用を開始する前にお読みください。
  • PIX の基本的な使用方法
    PIX の最も基本的な機能の使用方法。ユーザー アプリケーションの分析に PIX を使い始める前にお読みください。
  • PIX の高度な使用
    PIX を使用した比較的複雑なキャプチャーおよび分析の実行方法。PIX の基本機能に精通したらお読みください。

関連項目

PIX