IDirect3DTexture9::AddDirtyRect
ダーティ領域をテクスチャー リソースに追加します。
HRESULT
AddDirtyRect(
CONST RECT * pDirtyRect
);
パラメータ
- pDirtyRect
追加するダーティ領域を指定する RECT 構造体へのポインターです。NULL を指定すると、テクスチャー全体を覆うようにダーティ領域が拡大します。
戻り値
メソッドが成功した場合は、D3D_OK を返します。失敗した場合は、D3DERR_INVALIDCALL を返します。
解説
パフォーマンス上の理由から、ダーティ領域はレベル ゼロのテクスチャーについてのみ記録されます。サブレベルの場合、対応する (倍率設定された) 矩形またはボックスもダーティであることを前提としています。D3DLOCK_NO_DIRTY_UPDATE または D3DLOCK_READONLY なしで IDirect3DTexture9::LockRect を呼び出した場合、ダーティ領域も自動的に記録されます。IDirect3DDevice9::UpdateSurface の処理後のサーフェスも自動的にダーティとしてマークされます。
D3DLOCK_NO_DIRTY_UPDATE を使用し、ダーティ領域を明示的に指定することで、IDirect3DDevice9::UpdateTexture の効率を高めることもできます。このメソッドを使用することで、リソース上のダーティ領域を指定してコピーされるリソースのサブセットを最適化できます。ただし、ダーティ領域を展開してアライメントを最適化できます。
要件
ヘッダー: D3D9.h 宣言