メッセージング統計情報の監視
メッセージング統計情報の監視
メッセージングの要素の多くは Microsoft® DirectPlay® プロトコルで自動的に処理されるが、メッセージングの動作はアプリケーションで監視しなければならない。たとえば、常時送信するメッセージの量に配信速度が追いつかないようであれば、メッセージング スキームを修正する必要があるかもしれない。
ネットワーク状況は常に変化しているので、ネットワーク動作の監視、およびその結果に応じたメッセージング スキームの調整は、定期的に行わなければならない。そのためには、メッセージングをサポートするすべての DirectPlay インターフェイスが公開する、GetConnectionInfo メソッドを呼び出す。GetConnectionInfo は、メッセージング スキームを微調整するために使える、さまざまな統計情報が格納された構造体を返す。 この統計情報には、次のものがある。
- 往復時間
- スループット
- 送信パケット数
- 受信パケット数
- 再送信パケット数
- 遺失パケット数
- 転送メッセージ数 (優先度別)
注 メッセージング統計情報を取得するには、実際のネットワーク トラフィックを監視する。接続を初期化した直後に GetConnectionInfo を呼び出すと、データが短時間しか収集されないため、統計情報が参考にならないことがある。