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Maze

Maze

サンプル Maze は、Microsoft® DirectPlay® クライアント/サーバー アプリケーションである。クライアント アプリケーションには、コンソール ベースのクライアントと Microsoft Direct3D® クライアントの 2 種類が用意されている。Direct3D クライアントは、スクリーン セーバーとして実行することもできる。そのためには、Mazeclient.exe を \winnt\system32\ フォルダにコピーし、名前を Mazeclient.scr に変更する。これにより、コントロール パネル の [画面] から検出可能なスクリーン セーバーになる。

パス

パス :(SDK ルート)\Samples\C++\DirectPlay\Maze

実行可能ファイル :(SDK ルート)\Samples\C++\DirectPlay\Bin

ユーザーズ ガイド

実行可能な Maze サンプルには、MazeClient、MazeConsoleClient、MazeServer の 3 つがある。MazeClient は、自己内包型の実行可能ファイルであるが、MazeServer と MazeConsoleClient は同時に実行する必要がある。以下では、各サンプルを実行する方法を示す。

  Internetwork Packet Exchange (IPX) サービス プロバイダを選んだ場合、DirectPlay にアドレスの検索を実行させるには、[use DPNSVR] チェック ボックスをオンにする。

MazeClient

MazeClient は、次の 3 とおりの方法で実行できる。

  • MazeClient アイコンをダブルクリックして、Bin フォルダから MazeClient を起動する。サンプルが設定モードで実行される。アイコンをクリックすると、ダイアログ ボックスが表示される。目的の設定を選択し、[Launch] をクリックする。Maze サンプルが実行される。サンプルを終了するには、任意のキーを押すか、マウスをクリックする。

  • MazeClient をテスト モードで実行するには、コマンド プロンプトで次のように入力する。

    mazeclient.exe /t 
    

    テスト モードでは、サーバー ゲームを検索してゲームに参加するか、サーバーに接続しない選択ができる。MazeClient をテスト モードで実行する際に入力できる、簡単なコマンドがいくつかある。

    • aは、動いているときにオートパイロットのオンとオフを切り替える。衝突を検出するコードはないので、壁の間を通り抜けられる。
    • rは、反射のオンとオフを切り替える。
  • MazeClient をスクリーン セーバー モードで実行するには、コマンド プロンプトで次のように入力する。

    mazeclient.exe /s
    

    このモードでは、設定モードの設定を使って、サーバーに自動的に接続する。サーバーが見つからない場合、サーバーに接続せずに実行される。マウスまたはキーボードからの入力があると、サンプルは終了する。

MazeConsoleClient

Bin フォルダの MazeConsoleClient アイコンをダブルクリックするか、コマンド プロンプトで次のように入力して、MazeConsoleClient を起動する。

MazeConsoleClient.exe

MazeConsoleClient は、ローカル ネットワーク上で自動的にセッションを検索する。検索を実行しない場合は、コマンド プロンプトで次のように入力する。

setup

ローカル サーバーに接続するかどうか質問が表示されたら、次のように入力する。

Yes

既に MazeServer を実行している場合、MazeConsoleClient は自動的に接続し、起動する。特定のインターネット プロトコル (IP) アドレスでセッションを検索するには、コマンド プロンプトで次の例のように入力する。

MazeConsoleClient 255.255.255.255 

サーバーが見つからないか、セッションが失われた場合、サンプルは自動的に終了する。Ctrl+C キーを押して、セッションを終了する。

MazeServer

Bin フォルダの MazeServer アイコンをダブルクリックするか、コマンド プロンプトで次のように入力して、MazeServer を起動する。

mazeserver.exe

MazeServer は、クライアントが参加できるホスト セッションを自動的に作成する。MazeServer.exe は、Maze のサイズを設定するために、オプションのコマンド プロンプト パラメータを取る。たとえば、Maze のサイズを幅 16、高さ 128 に設定するには、次のように入力する。

mazeserver.exe /size 16 128

幅と高さは次の数字に制限されている。16、32、64、または 128。

いったん起動すると、サーバーを制御するための簡単なコマンド プロンプトが表示される。以下に、コマンドの一覧を示す。

help 使用できる簡単なコマンドを一覧で表示する。
stop サーバーをシャットダウンする。
stats 接続されているプレーヤ数を表示する。
sr または serverreliable サーバーからクライアントに送信されるパケットのうち、DPNSEND_GUARANTEED フラグを持つものの割合を設定する。
cr または clientreliable すべてのクライアントからサーバーに送信されるパケットのうち、DPNSEND_GUARANTEED フラグを持つものの割合を指定する。
cu または clientupdate 各クライアントからの更新の間隔をミリ秒単位で設定する。
ct または clienttimeout クライアントが送信するパケットのタイムアウト値を設定する。
st または servertimeout サーバーが送信するパケットのタイムアウト値を設定する。
ci または connectioninfo サーバーからクライアントへの接続に関する情報を表示する。たとえば、ci 00300003。
loglevel バックグラウンドで実行されている処理に関する情報をどれだけ表示するかを設定する。