IDirectPlayVoiceServer::Initialize メソッド
IDirectPlayVoiceServer::Initialize メソッド
DirectPlayVoiceServer オブジェクトを、Microsoft® DirectPlay® オブジェクトに関連付けて初期化する。また、このメソッドはメッセージ ハンドラをこのインターフェイスに登録する。
構文
HRESULT Initialize(
LPUNKNOWN lpVoid,
PDVMESSAGEHANDLER pMessageHandler,
PVOID pUserContext,
LPDWORD lpdwMessageMask,
DWORD dwMessageMaskElements
);
パラメータ
- lpVoid
[in] この DirectPlayVoiceServer オブジェクトが使う DirectPlay オブジェクトに対する IUnknown インターフェイスへのポインタ。 - pMessageHandler
[in] 処理する DirectPlayVoiceClient メッセージがある場合に呼び出されるユーザー定義のコールバック関数。DirectPlayVoiceClient オブジェクト内のスレッドがコールバック関数を呼び出すため、処理しているメイン スレッドのコンテキストにはコールバック関数は呼び出されない。 - pUserContext
[in] メソッドが呼び出されるたびにコールバック関数に渡される、アプリケーションにより定義された構造体へのポインタ。 - lpdwMessageMask
[in] DirectPlay Voice がユーザーのコールバック関数に送信するメッセージ識別子を保持する DWORD 値の配列。メッセージ識別子をこの配列に指定しない場合、メッセージは送信されない。それぞれのメッセージ識別子は一度だけ配列に現れるようにすること。また、有効なメッセージ識別子だけが許可される。たとえば、DVMSGID_CONNECTRESULT はサーバーのインターフェイスには無効だが、クライアントのインターフェイスに対しては有効である。すべてのメッセージを有効にするには、この値に NULL を指定する。 - dwMessageMaskElements
[in] lpdwMessageMask パラメータの要素数を指定する DWORD 値。lpdwMessageMask が NULL である場合、0 に設定しておく。
戻り値
成功した場合は DV_OK を返す。または、次のいずれかのエラー値を返す。
| DVERR_ALREADYINITIALIZED | オブジェクトは既に初期化されている。 |
| DVERR_GENERIC | 定義されていないエラー条件が発生した。 |
| DVERR_INVALIDPARAM | メソッドに渡された 1 つ以上のパラメータが無効である。 |
| DVERR_INVALIDPOINTER | 指定されたポインタが無効である。 |
| DVERR_NOCALLBACK | コールバック関数が指定されていないため、この処理は実行できない。 |
| DVERR_TRANSPORTNOTINIT | 指定されたトランスポートはまだ初期化されていない。 |
注意
IDirectPlayVoiceServer::SetNotifyMask を呼び出して、ボイス セッションの進行中に通知マスクを変更できる。