AVIOLDINDEX 構造体

AVIOLDINDEX 構造体は、AVI 1.0 インデックス ('idx1' 形式) を記述する。新規の AVI ファイルは AVI 2.0 インデックス ('indx' 形式) を使用すること。

構文

typedef struct _avioldindex {
   FOURCC  fcc;
   DWORD   cb;
   struct _avioldindex_entry {
      DWORD   dwChunkId;
      DWORD   dwFlags;
      DWORD   dwOffset;
      DWORD   dwSize;
  } aIndex[];
} AVIOLDINDEX;

メンバ

fcc

FOURCC コードを指定する。値は 'idx1' でなければならない。

cb

構造体のサイズを指定する。最初の 8 バイト分を差し引いた値を指定する。

dwChunkId

AVI ファイル内のストリームを識別する FOURCC を指定する。FOURCC は 'xxyy' の形式でなければならない。xx はストリーム番号、yy はストリームの内容を識別する 2 桁の文字コードである。

文字コード説明

db非圧縮のビデオ フレーム。

dc圧縮されたビデオ フレーム。

pcパレットの変更。

wbオーディオ データ。

dwFlags

次のフラグの 0 個以上のビットごとの組み合わせを指定する。

値説明

AVIIF_KEYFRAMEデータ チャンクはキー フレームである。

AVIIF_LISTデータ チャンクは 'rec' リストである。

AVIIF_NO_TIMEデータ チャンクはストリームのタイミングに影響しない。たとえば、このフラグはパレット変更の際に設定する。

dwOffset

ファイル内のデータ チャンクの位置を指定する。値は、バイト単位で 'movi' リストの先頭からオフセットとして指定する必要がある。ただし、一部の AVI ファイルでは、ファイルの先頭からのオフセットとして指定する。

dwSize

データ チャンクのサイズをバイト単位で指定する。

注意

この構造体は、最初の RIFF チャンク (fcc メンバと cb メンバ) で構成される。RIFF チャンクの後には、'movi' リスト内のデータ チャンクごとにインデックス エントリが 1 つずつ続く。

要件

Aviriff.h をインクルードすること。

参照

• AVI RIFF ファイルのリファレンス
• DirectShow 構造体