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ASF 出力用フィルタ グラフの作成

WM ASF ライタを使ってフィルタ グラフを作成する方法は 2 とおりある。1 つ目の方法では、各フィルタを手動でグラフに追加し、ピンを接続する。WM ASF ライタを追加した後、デフォルトのプロファイルが適当でなければ、IConfigAsfWriter のメソッドを使ってプロファイルを設定し、WM ASF ライタの入力ピンをアップストリーム フィルタの対応する出力ピンに接続する。

2 つ目の方法では、ASF に変換するファイルの名前を指定して IGraphBuilder::RenderFile メソッドを呼び出す。RenderFile は、ファイルをレンダリングするための完全なグラフを自動的に作成する。その後、アプリケーションのコードで、手動でレンダリング フィルタを削除して WM ASF ライタを挿入する。これには、次の 5 つの基本ステップが含まれる。

  1. グラフに WM ASF ライタを追加する。
  2. レンダリング フィルタの接続を解除し、それらが接続されていた出力ピンを格納する。
  3. グラフからレンダリング フィルタを削除する。
  4. WM ASF ライタを設定する。
  5. IGraphBuilder::Connect を使って、WM ASF ライタの入力ピンを出力ピンに接続する。

次の図は、WM ASF ライタ フィルタ グラフの代表的な設定を示す。

ASF ライタ フィルタ グラフ