CAutoLock クラス
CAutoLock クラスは、コード ブロックの範囲のクリティカル セクションを保持する。
このクラスは、クリティカル セクション オブジェクトのラッパーである CCritSec クラスと組み合わせて使う。CAutoLock のコンストラクタはクリティカル セクションをロックし、デストラクタはロックを解除する。CAutoLock オブジェクトをローカル変数として使って、すべてのコード パスがクリティカル セクションをロック解除することを保証しながら、クリティカル セクションをロックすることができる。
次のサンプル コードは、このクラスの使い方を示している。
CCritSec csMyLock; // クリティカル セクションはまだロックしていない。
{
CAutoLock cObjectLock(&csMyLock); // クリティカル セクションをロックする。
// コードの保護された部分。
} // ロックはここで解除される。
このクラスのメソッドは、オーバーライドされるように設計されていない。
要件
ヘッダー: Wxutil.h で宣言し、Streams.h をインクルードする。
ライブラリ: Strmbase.lib (リテール ビルド) または Strmbasd.lib (デバッグ ビルド)。
プロテクト メンバ変数 | |
m_pLock | このロックのクリティカル セクション。 |
パブリック メソッド | |
CAutoLock | コンストラクタ メソッド。指定されたクリティカル セクション オブジェクトをロックする。 |
~CAutoLock | デストラクタ メソッド。クリティカル セクション オブジェクトのロックを解除する。 |