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CBasePin::CBasePin

コンストラクタ メソッド。

構文

  CBasePin(
    TCHAR *pObjectName,
    CBaseFilter *pFilter,
    CCritSec *pLock,
    HRESULT *phr,
    LPCWSTR pName,
    PIN_DIRECTION dir
);

パラメータ

pObjectName

オブジェクトのピン名を格納する文字列のポインタ。詳細については、「CBaseObject」を参照すること。

pFilter

このピンを作成したフィルタへのポインタ。

pLock

状態変更を継続するために使う CCritSec ロックへのポインタ。フィルタ ロック CBaseFilter::m_pLock と同じクリティカル セクションであり得る。

phr

メソッドの成功または失敗を示す HRESULT 値を受け取る変数へのポインタ。値を S_OK に初期化してからオブジェクトを作成する。この値は、エラーが発生した場合にだけ変更される。

pName

ピンの名前を格納するワイド キャラクタ文字列。詳細については、「CBasePin::QueryPinInfo」を参照すること。

dir

ピンの向きを指定する PIN_DIRECTION 列挙のメンバ。

注意

pLock によって指定されたクリティカル セクションは、接続状態、アロケータの選択、メディア タイプ、フラッシュ処理の状態を含むピンの状態を継続する。このクリティカル セクションをストリーミング処理の継続に使ってはならない。詳細については、「フィルタ グラフのデータ フロー」を参照すること。

フィルタのコンストラクタ メソッドでピンが作成される場合があるため、この時点で pFilter ポインタは有効なオブジェトを参照していない可能性がある。ポインタを格納し、ピンのコンストラクタ内ではポインタへの参照を解除しないこと。

参照