CC デコーダ フィルタ
CC VBI デコーダはカーネルモード ストリーム クラス フィルタである。GraphEdit では "WDM Streaming VBI CODEC" カテゴリに表示される。キャプチャ フィルタによって送信されたサンプル波形を受け取り、デコードしたクローズドキャプション データを Line 21 デコーダや受信アプリケーションに送信する。
このフィルタには、VBI および HWCC の 2 つの入力ピンがある。VBI ピンは未処理の VBI データ用に使われ、HWCC ピンはキャプチャ フィルタがハードウェアで VBI デコードを実行する際に使われる。HWCC ピンでデータが受信されると、CC デコーダは "パススルー モード" で動作し、データを処理せずに直接 Line 21 デコーダに送信する。キャプチャ フィルタが HWCC ピンを公開する場合は、CC デコーダ上の対応するピンに直接接続されている必要がある。ピンのカテゴリは、PINNAME_VIDEO_CC_CAPTURE である。
CC デコーダには最大 8 個の出力ピンがあり、それぞれが自身のラインとサブストリームを選択できる。最初の出力ピンは Line 21 デコーダに接続される。
CC デコーダ フィルタは、"WDM Streaming VBI Codecs" フィルタ カテゴリ (AM_KSCATEGORY_VBICODEC) に表示される。
これはカーネルモード フィルタであるため、CoCreateInstance を使ってアプリケーションから直接作成することはできない。代わりに System Device Enumerator を使う。詳細については、「カーネルモード フィルタの作成」を参照すること。
参照