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COARefTime クラス

COARefTime クラスの階層

COARefTime クラスは、秒と 100 ナノ秒の間で基準タイムの単位を変換する。

このクラスは Automation 互換の基準タイムと C/C++ 互換の基準タイムの変換を行う。Automation 互換のインターフェイスは double 値を使って秒単位で時間を表現する。他のインターフェイスは 64 ビットの LONGLONG 値を使って 100 ナノ秒単位で時間を表現する。これらの値には次の型が定義されている。

typedef LONGLONG  REFERENCE_TIME;
typedef double    REFTIME;

フィルタは COARefTime クラスを使って 2 つのフォーマット間の変換を行うことができる。このクラスは CRefTime クラスから派生する。

要件

ヘッダー: Ctlutil.h で宣言し、Streams.h をインクルードする。

ライブラリ: Strmbase.lib (リテール ビルド) または Strmbasd.lib (デバッグ ビルド)。

パブリック メソッド  
COARefTime コンストラクタ メソッド。
演算子  
double 基準タイムを double 値に変換する。
REFERENCE_TIME 基準タイムを REFERENCE_TIME 値で取得する。
Operator = 新しい基準タイムを割り当てる。
Operator == 2 つの基準タイムが等しいことをテストする。
Operator != 2 つの基準タイムが等しくないことをテストする。
Operator < 1 つの基準タイムがもう 1 つより小さいかどうかをテストする。
Operator > 1 つの基準タイムがもう 1 つより大きいかどうかをテストする。
Operator <= 1 つの基準タイムがもう 1 つの基準タイム以下かどうかをテストする。
Operator >= 1 つの基準タイムがもう 1 つの基準タイム以上かどうかをテストする。
Operator + 2 つの基準タイムを加算する。
Operator - ある基準タイムからもう 1 つの基準タイムを引く。
Operator += 2 つの基準タイムを加算して、このオブジェクトにその結果を設定する。
Operator -= 1 つの基準タイムからもう 1 つの基準タイムを減算して、このオブジェクトにその結果を設定する。
Operator * 基準タイムを乗算する。
Operator / 基準タイムを除算する。