CreatePosPassThru 関数
CreatePosPassThru 関数は、CPosPassThru オブジェクトまたは CRendererPosPassThru オブジェクトを作成する。
構文
STDAPI CreatePosPassThru(
LPUNKNOWN pAgg,
BOOL bRenderer,
IPin *pPin,
IUnknown **ppPassThru
);
パラメータ
pAgg
このオブジェクトの所有者へのポインタ。オブジェクトが集成されている場合は、集成オブジェクトの IUnknown インターフェイスにポインタを渡す。それ以外の場合は、このパラメータに NULL を設定する。
bRenderer
ファイルがレンダラであるかどうかを指定するブール値。フィルタがレンダラである場合は値 TRUE を使い、レンダラでない場合は値 FALSE を使う。値が TRUE の場合、このメソッドは CRendererPosPassThru クラスのインスタンスを作成する。値が FALSE の場合、このメソッドは CPosPassThru クラスのインスタンスを作成する。
pPin
フィルタの入力ピンの IPin インターフェイスへのポインタ。
ppPassThru
オブジェクトの IUnknown インターフェイスへのポインタを受け取る変数のアドレス。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。それ以外の場合は、エラーの原因を示す HRESULT 値を返す。
注意
このメソッドは ISeekingPassThru インターフェイスを使ってオブジェクトを作成する。そのオブジェクトは Quartz.dll から動的にロードされる。
この関数が成功した場合、返される IUnknown インターフェイスに未処理の参照カウントが残る。呼び出し元はそのインターフェイスを解放しなければならない。
参照