DirectMusic プロジェクトのデバッグ
DirectX ソフトウェア開発キット (SDK) のデバッグ バージョンでインストールされる DirectMusic の DLL (ダイナミック リンク ライブラリ) は、アプリケーションの実行時に、情報をデバッグ出力ウィンドウに生成する。これらの DLL は、DirectX SDK のデバッグ バージョンがインストールされている場合に利用できる。コントロール パネルの DirectX プロパティ シートで [Use Debug Version of DirectMusic] を選択することによって、動的に選択できる。
Win.ini の値を変更すると、デバッグ出力ウィンドウに表示される情報を制御できる。次の例に示すように、各 DirectMusic DLL の出力は個別に設定できる。
[Debug]
DMBAND=1
DMCOMPOS=1
DMIME=1
DMLOADER=0
DMUSIC=1
DMSTYLE=3
DMSYNTH=5
それぞれの値は 0 ~ 5 の範囲で設定できる。0 を設定するとデバッグ情報は生成されず、5 を設定するともっとも詳細な情報が生成される。ほとんどの場合は、3 以上のレベルに設定する必要はない。高いレベルでの出力は、エラーや警告には関係せず、純粋に情報提供のためのものである。
Win.ini にエントリがない場合、デバッグ出力のレベルは 0 になる。他のコンポーネントに低い値を設定することで、特定の DLL での問題に注目することができる。
コントロール パネルの DirectX プロパティ シートの [DirectMusic] ページにある [Debug Output Level] スライダを使って、デバッグ レベルを 0 ~ 5 の範囲に設定することもできる。スライダを使うと、すべての DLL に同じ値が設定される。