DSCBUFFERDESC
DSCBUFFERDESC 構造体は、キャプチャ バッファを記述する。IDirectSoundCapture8::CreateCaptureBuffer メソッドおよび DirectSoundFullDuplexCreate8 関数で使う。
DirectX 7 以前との互換性を保つために、この構造体の前のバージョンである DSCBUFFERDESC1 も dsound.h で維持されている。
構文
typedef struct {
DWORD dwSize;
DWORD dwFlags;
DWORD dwBufferBytes;
DWORD dwReserved;
LPWAVEFORMATEX lpwfxFormat;
DWORD dwFXCount;
LPDSCEFFECTDESC lpDSCFXDesc;
} DSCBUFFERDESC, *LPDSCBUFFERDESC;
typedef const DSCBUFFERDESC *LPCDSCBUFFERDESC;
メンバ
dwSize
構造体のサイズ (バイト単位)。構造体を使う前に、このメンバを初期化しなければならない。
dwFlags
デバイスの能力を指定する。0 または次の表で示されている値の 1 つ以上を指定できる。
値 | 説明 |
DSCBCAPS_CTRLFX | バッファはエフェクトをサポートする。「注意」を参照すること。 |
DSCBCAPS_WAVEMAPPED | このデバイスがサポートしないフォーマットに対しては、Win32 ウェーブ マッパーを使う。 |
dwBufferBytes
作成するキャプチャ バッファのサイズ (バイト単位)。
dwReserved
将来の使用に備えて予約されている。
lpwfxFormat
データのキャプチャに使うフォーマットを保持する WAVEFORMATEX 構造体へのポインタ。
dwFXCount
lpDSCFXDesc で示される配列の要素の数。dwFlags に DSCBCAPS_CTRLFX が含まれない場合は、0 でなければならない。
lpDSCFXDesc
バッファに対してハードウェアがサポートするエフェクトを表す DSCEFFECTDESC 構造体の配列のアドレス。ユーザー モードの DMO はサポートされない。
注意
DSCBCAPS_CTRLFX フラグは、CLSID_DirectSoundCapture8 クラスのオブジェクトで作成されたバッファでのみサポートされる。IDirectSoundCapture8 インターフェイスが DDirectSoundCaptureCreate8 関数から取得された場合は、このフラグはサポートされる。以前の DirectSoundCaptureCreate 関数から取得された場合は、このフラグはサポートされない。
キャプチャ エフェクトを使うには、Microsoft® Windows® XP が必要である。
要件
** ヘッダー:**Dsound.h で宣言。