次の方法で共有

Visual Basic での DVD アプリケーション (ビデオ コントロール)

  • [アーティクル]

このトピックは Windows XP Service Pack 1 にのみ適用。

Microsoft® DirectShow® は DVD 再生を制御するいくつかのオブジェクトを提供する。そのようなオブジェクトには、MSWebDVD オブジェクト、MSVidWebDVD オブジェクト、および DVD ナビゲータ フィルタがある。推奨されるオブジェクトは MSVidWebDVD オブジェクトである。このオブジェクトは MSWebDVD オブジェクトのすべての機能を備えているが、さまざまな追加機能を提供するビデオ コントロールと連携して使われる。

すべての DVD コントロール オブジェクトは、DVD プレーヤにアクセスする際、および DVD プレーヤを制御する際に、見えないところで DVD ナビゲータ フィルタを使う。しかし、DVD ナビゲータ フィルタとは異なり、MSVidWebDVD オブジェクトはマウスのクリックを処理し、グラフの作成を自動化する。また、MSVidWebDVD は MSWebDVD とは異なり、ビデオ コントロールを使ってアクセスするため、IP データ サービスのブロードキャストだけでなくデジタル TV およびアナログ TV チューニングが可能であり、すべてを同じスクリーン空間で実行できる。このドキュメントでは、Microsoft Visual Basic® でのこのオブジェクトの制御について説明する。

MSVidWebDVD オブジェクトは MSVidCtl Microsoft ActiveX® コントロール (ビデオ コントロールとも呼ばれる) と連携して動作し、ビデオまたはカラオケ ディスクのアナログおよびデジタル TV チューニング、ブロードキャスト IP データ サービス、ファイル再生、および DVD 再生の機能を提供する。MSVidCtl および MSVidWebDVD は Windows フォームまたは Web ページに埋め込むことができ、Visual Basic、HTML スクリプト、または C++ を使って Microsoft Foundation Class または ATL フォームで制御できる。

MSVidWebDVD オブジェクトを作成するには、Microsoft Windows XP と DVD デコーダがコンピュータにインストールされている必要がある。現在、ほとんどの CODEC は DVD 再生またはデジタル TV チューニングのいずれかに対応している。ただし両方には対応していない。複数の CODEC を同時に登録して両方を処理することはできないため、Video Mixing Renderer に対して使える DVD 対応 CODEC を登録するには、既存の CODEC を登録解除する必要がある。使用する CODEC が適切なものであるかどうかを判別するメソッドは現在のところ存在しないが、原則として Windows Hardware Quality Labs (WHQL) 認定 CODEC のみを使うこと。新しいビデオ CODEC を登録した後は、コマンド行スイッチ /u を付けた regsvr32 を使って、必ず古い CODEC をアンインストールすること。

ここでは次の内容について説明する。

参照