EC_REPAINT
ビデオ レンダラが再ペイントを要求している。
パラメータ
lParam1
ビデオ レンダラの入力ピンの IPin インターフェイスへのポインタ、または NULL。
lParam2
ゼロ。
既定の動作
多くの場合、lParam1 パラメータには、ビデオ レンダラの入力ピンを指定する。この場合、フィルタ グラフ マネージャは、そのピンに接続された出力ピンを探し、IMediaEventSink インターフェイスがあるかどうかを問い合わせる。出力ピンが IMediaEventSink をサポートする場合、フィルタ グラフ マネージャは EC_REPAINT イベント コードを指定して IMediaEventSink::Notify を呼び出す。これにより、アップストリーム フィルタは、最後のサンプルを再送信する機会を得ることができる。
lParam1 が NULL の場合、出力ピンが IMediaEventSink をサポートしない場合、または Notify メソッドが失敗した場合は、フィルタ グラフ マネージャ自体が EC_REPAINT イベントを処理する。その動作は、グラフの状態により次のいずれかになる。
- 実行中 : イベントを無視する。(レンダラがストリーム内の次のサンプルを受信する。)
- ポーズ : グラフを現在に位置にシークする。その際に、フィルタはフラッシュされ、データは再びキューに入れられる。
- 停止 : グラフをポーズおよび停止する。その際にデータは再びキューに入れられる。
既定では、フィルタ グラフ マネージャはこのイベントをアプリケーションには送信しない。
注意
ビデオ レンダラは WM_PAINT メッセージを受け取り、表示するデータがないときにこのメッセージを送信する。
参照