IAMAnalogVideoDecoder インターフェイス
IAMAnalogVideoDecoder インターフェイスは、ビデオ キャプチャ フィルタ内のアナログからデジタルへの変換処理に関する情報を設定および取得する。
デバイスがアナログ ビデオ キャプチャ デバイスの場合、WDM ビデオ キャプチャ フィルタは、このインターフェイスを公開する。アプリケーションはこのインターフェイスを使って、アナログ ビデオ フォーマットや水平同期ロックといった、アナログ デコード処理のさまざまな側面を制御できる。
IAMAnalogVideoDecoder インターフェイスは、IUnknown から継承されるメソッドに加え、以下のメソッドを公開する。
メソッド | 説明 |
get_AvailableTVFormats | デコーダがサポートするアナログ ビデオ フォーマットを取得する。 |
get_HorizontalLocked | 水平同期がロックされているかどうかを判別する。 |
get_NumberOfLines | ビデオ信号内の走査線の数を取得する。 |
get_OutputEnable | ビデオ ポート バスが有効かどうかを判別する。 |
get_TVFormat | 現在のアナログ ビデオ方式を取得する。 |
get_VCRHorizontalLocking | テープ ソースとブロードキャスト ソースのどちらからデコーダにビデオが入力されるのかを示す。 |
put_OutputEnable | ビデオ ポート バスを有効または無効にする。 |
put_TVFormat | アナログ ビデオ方式を設定する。 |
put_VCRHorizontalLocking | ビデオがテープ ソースかブロードキャスト ソースかを指定する。 |
注意
Windows Driver Model (WDM) デバイスでは、WDM ドライバが PROPSETID_VIDCAP_VIDEODECODER プロパティをサポートするのであれば、WDM ビデオ キャプチャ フィルタ が自動的にこのインターフェイスを公開する。詳細は、Windows DDK のドキュメントを参照すること。