IAMExtDevice::Calibrate
Calibrate メソッドは、外部デバイスの駆動機構をキャリブレーションする。
構文
HRESULT Calibrate(
HEVENT hEvent,
long Mode,
long *pStatus
);
パラメータ
hEvent
[in] イベントへのハンドル。動作が完了すると、イベントが通知済みになる。
Mode
[in] キャリブレーション プロセスをアクティブまたは非アクティブにする値を指定する。
値 | 説明 |
ED_ACTIVE | キャリブレーション プロセスをアクティブにする。 |
ED_INACTIVE | キャリブレーション プロセスを非アクティブにする。 |
NULL | 動作なし。キャリブレーション状態を pStatus に返す。 |
pStatus
[out] 以下の値のいずれかを受け取る long 型の整数値へのポインタ。
値 | 説明 |
OATRUE | キャリブレーションがアクティブである。 |
OAFALSE | キャリブレーションがアクティブでない。 |
戻り値
メソッドが成功すると、戻り値は S_OK となる。それ以外の場合は HRESULT エラー コードを返す。
注意
このメソッドは、キャリブレーションが必要な特定の外部デバイスで使う。たとえば、テープを巻き戻してカウンタをリセットする場合、またはタイムコード リーダーのフレーム オフセットを計算する場合などがこれに相当する。
各種外部デバイスに対応するフィルタでは、デバイスが必要とするキャリブレーションに応じて、このメソッドをそれぞれ異なるフォーマットで実装できる。このメソッドでは、IMediaEventSink インターフェイスがイベント シンクを既に設定している、または別のイベント通知メソッドが設定されていることが前提である。
DV の実装
MSDV はこのメソッドをサポートしておらず、E_NOTIMPL を返す。
参照