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IAMStats インターフェイス

IAMStats インターフェイスによって、アプリケーションは、フィルタ グラフ マネージャからパフォーマンス データを取得できる。フィルタはこのインターフェイスを使って、パフォーマンス データを記録する。

フィルタ開発者への注意点 : すべてのフィルタ グラフ マネージャ インターフェイスと同様、このインターフェイスでも、フィルタは参照カウントを保持すべきではない。保持すると、循環参照カウントが生じる。詳細については、「IBaseFilter::JoinFilterGraph」を参照すること。

IAMStats インターフェイスは、IDispatch から継承されるメソッドに加え、以下のメソッドを公開する。

メソッド 説明
AddValue 新しい値を記録する。
get_Count 特定の統計情報について収集された値の数を取得する。
GetIndex 指定された統計情報のインデックスを取得するか、または新しい統計情報を作成する。
GetValueByIndex インデックスを使って統計情報を取得する。
GetValueByName 名前を使って統計情報を取得する。
Reset すべての統計情報をゼロにリセットする。

注意

各統計情報は、名前とインデックスによって定義されている。名前からインデックスを見つけるには、GetIndex メソッドを使う。値は常に double 型である。以下の統計情報は事前に定義されている。

名前 説明
RenderFile IGraphBuilder::RenderFile へのそれぞれの呼び出しに要した時間を測定する。
ConnectDirectInternal 2 つのフィルタの接続に要した時間を測定する。
Build Mapper Cache 登録されたフィルタ (フィルタ マッパー オブジェクトによって使われる) に関する情報をキャッシュするのに要した時間を測定する。
Process Category CategoryName 特定のカテゴリのフィルタに関する情報をキャッシュするのに要した時間を測定する。CategoryName は、フィルタ カテゴリのフレンドリ名。(フィルタ カテゴリを参照すること。)

これらそれぞれの統計情報について、値はミリ秒の時間で表される。