IAMTimecodeReader::SetTCRMode
SetTCRMode メソッドは、タイムコード リーダーのプロパティを設定する。
構文
HRESULT SetTCRMode(
long Param,
long Value
);
パラメータ
Param
[in] 設定するプロパティ。ED_TCR_SOURCE または ED_TCR_NOTIFY_ENABLE を使う。
Value
[in] 指定のプロパティの値。Param が ED_TCR_NOTIFY_ENABLE を返す場合、この値は OATRUE または OAFALSE を返す。Param が ED_TCR_SOURCE を返す場合、この値は次のいずれかでなければならない。
値 | 説明 |
ED_TCR_CT | コントロール トラック。 |
ED_TCR_LTC | LTC (Liner Timecode)。 |
ED_TCR_VITC | VITC。 |
ED_TCR_LAST_VALUE | 前回の読み取り値を返す。 |
戻り値
インターフェイスの実装に応じた HRESULT 値を返す。
注意
LTC は、アナログ オーディオ トラック上で NRZ バイフェーズ マーク エンコード信号として記録される。タイムコードの各フレームは、時間幅内の 1 つのビデオ フレーム タイムである。
VITC は、通常、ビデオ信号の垂直同期間隔の、10 から 20 の範囲内の 2 つのラインに格納される。
コントロール トラックは、テープ上の特別なトラックに、1 フレームあたり 1 回記録される信号である。ヘッドおよびドライブ サーボのメカニズムでは、これを使ってすべてをロックする。また、タイムコード機能を備えていないマシン上でカウンタを操作するのに使ったり、場合によってはタイムコード リーダーが装備されているマシン上でも使用可能である。
ED_TCR_LAST_VALUE は、外部デバイスに対して他のタイムコード要求を送ることがアプリケーションで望まれない場合に、タイムコード通知を実装するときに使われる。この方法はマルチスレッドに関する問題があるので、フレームの正確さが要求されるアプリケーションでは、その使用を推奨しない。
参照